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レビュー者: ACES HIGH
レビュー日: 2011-01-23
レビュー日: 2011-01-23
超リアルなグラフィックと機体の挙動!家庭用ゲーム機ソフトのレシプロ戦闘機シミュレータの決定版です。
第二次世界大戦のヨーロッパ戦線(バトル・オブ・ブリテン、スターリングラード攻防戦、ベルリン攻略etc.)を舞台に連合国視点でドイツ空軍との死闘が描かれます。
機体の基本的な挙動や機銃を発射した時の反動、自機が戦闘で負ったダメージまでもがリアルに再現され、また急降下時や無理な機動でスピンに陥った時などには迫り来る地表や風切り音が、かなりの恐怖感を与えてきます。
ゲームモードは、アーケード(挙動アシスト有り)、リアリスティック、シミュレータの3種があり、リアリスティック以上になると、雑な操作で即スピン状態に陥ります。特にFW190のように横転性能重視の機体の場合、旋回時の挙動が非常にナーバスで、普通に飛ばすだけでもかなりの慣れが必要だと感じました(逆にBF109等は非常に安定していますが)。
PCの空戦フライトシミュレータに比べればまだまだかもしれませんが、家庭用ゲームとしてはかなりの難易度で、最初は敵を1機撃墜するだけでも相当大変でした(大体いつも操作ミスで単独スピン&墜落)。
もちろん、アーケードモードでプレイすれば手軽に大迫力のドッグファイトが実現できるため、シンプルなシューティングゲームとしても十分楽しめます。
登場機体はなかなか豊富(爆撃機含む)で、イギリス機(スピット、ハリケーンetc.)、ドイツ機(BF109各型、FW190A、Detc.)に加えて若干のイタリア機とアメリカ機、そして大量のロシア機(!)です。
史実に沿ったシナリオ通りに進めていく本編ではプレイヤー機はデフォルトのもの(連合国側)しか使用できませんが、トレーニングモードでは、自機(枢軸国側可)に加えて、敵機とその数、ステージや戦闘開始高度(自機有利/不利)、天候までも設定することができます。
開発がロシアの会社(?)だからなのか、やたらとマニアックなロシア機が登場しますが、上記のトレーニングモードで思う存分好きな機体(私の場合はドイツ機でした)で戦ってください。
尚、輸入版で全編英語(交信音声等、一部その他諸外国語)ですが、大きな問題ではないです。ミッション目的が分からなくても、最初は基本的にひたすら黄色のマーカー(優先撃墜目標、もしくは目的地)に向かえば間違いありません。
レシプロ機好きやリアル志向の空戦ゲーム好きの方には、今現在考えられるベストの選択肢の一つだと思います。あなたもあの時代の戦闘機パイロットになりきってヨーロッパの大空を駆け抜けてください!!
(P.S.求む、太平洋戦争版・・・と思ってたら遂に出た!蒼の英雄 Birds of Steel!)
第二次世界大戦のヨーロッパ戦線(バトル・オブ・ブリテン、スターリングラード攻防戦、ベルリン攻略etc.)を舞台に連合国視点でドイツ空軍との死闘が描かれます。
機体の基本的な挙動や機銃を発射した時の反動、自機が戦闘で負ったダメージまでもがリアルに再現され、また急降下時や無理な機動でスピンに陥った時などには迫り来る地表や風切り音が、かなりの恐怖感を与えてきます。
ゲームモードは、アーケード(挙動アシスト有り)、リアリスティック、シミュレータの3種があり、リアリスティック以上になると、雑な操作で即スピン状態に陥ります。特にFW190のように横転性能重視の機体の場合、旋回時の挙動が非常にナーバスで、普通に飛ばすだけでもかなりの慣れが必要だと感じました(逆にBF109等は非常に安定していますが)。
PCの空戦フライトシミュレータに比べればまだまだかもしれませんが、家庭用ゲームとしてはかなりの難易度で、最初は敵を1機撃墜するだけでも相当大変でした(大体いつも操作ミスで単独スピン&墜落)。
もちろん、アーケードモードでプレイすれば手軽に大迫力のドッグファイトが実現できるため、シンプルなシューティングゲームとしても十分楽しめます。
登場機体はなかなか豊富(爆撃機含む)で、イギリス機(スピット、ハリケーンetc.)、ドイツ機(BF109各型、FW190A、Detc.)に加えて若干のイタリア機とアメリカ機、そして大量のロシア機(!)です。
史実に沿ったシナリオ通りに進めていく本編ではプレイヤー機はデフォルトのもの(連合国側)しか使用できませんが、トレーニングモードでは、自機(枢軸国側可)に加えて、敵機とその数、ステージや戦闘開始高度(自機有利/不利)、天候までも設定することができます。
開発がロシアの会社(?)だからなのか、やたらとマニアックなロシア機が登場しますが、上記のトレーニングモードで思う存分好きな機体(私の場合はドイツ機でした)で戦ってください。
尚、輸入版で全編英語(交信音声等、一部その他諸外国語)ですが、大きな問題ではないです。ミッション目的が分からなくても、最初は基本的にひたすら黄色のマーカー(優先撃墜目標、もしくは目的地)に向かえば間違いありません。
レシプロ機好きやリアル志向の空戦ゲーム好きの方には、今現在考えられるベストの選択肢の一つだと思います。あなたもあの時代の戦闘機パイロットになりきってヨーロッパの大空を駆け抜けてください!!
(P.S.求む、太平洋戦争版・・・と思ってたら遂に出た!蒼の英雄 Birds of Steel!)
GOOD!
WW2物のPS3飛行機シューティングゲームといえば、UBIから出た「ブレイジングエンジェル」2作品くらいのもんで、それは戦史重視のリアリティ追求派にはややカジュアル過ぎる内容だった。とはいえ、マルチプレイでは海外国内プレイヤー入り乱れてのクラン戦でしばらく楽しませて貰って、元はしっかりと取れた。
さて、09年春だったか、国内外のレシプロ飛行機野郎たちの期待を一心に集めて登場したのが本作品『IL-2 Sturmovik Birds of Pray』で、まさに期待通りの大傑作となった。
本作がまず素晴らしいのは、グラフィックの美しさ、そして機体の飛行感というか浮遊感というか、これが実にスムーズで本当に空を飛んでいるかのように無理がない、と思えることである。それは、本作と同時期に発売になった同じWW2フライトシューティング『Heroes Over Europe』の、まるで画面に機体の絵がペタリと貼り付いて上下左右に揺れているだけ、みたいな稚拙な動きとは対極の造りとなっている。
また飛行モードも、アーケード、リアリティ、シミュレーションと3段階に分かれており、本格的フライトシミュも楽しめるという贅沢な内容も素晴らしい。自分はトラストマスター社のジョイスティックを使っているが、リアリティ以上のモードではジョイスティックが是非モノ。PS3のコントローラーでは速度の維持と機体姿勢の保持が困難で、すぐに失速墜落してしまう。
ただしリアリティ以上の条件で獲得する数種のトロフィーは、通常のコントローラでもクリアは可能である。
とにかく、WW2のレシプロ機が大好きという方にはぜひお勧めしたい作品。本作はヨーロッパ戦線がテーマだが、ぜひ太平洋編を出してもらいたいもんだ。
BAD/REQUEST
現時点では条件が緩和されたかもしれないけれど、全機体および武装のアンロックは忍耐につぐ忍耐の荒行で、辛かった。
特に辛かったのは爆撃機・攻撃機系の武装のアンロック。マルチプレイの、しかもマップにある敵拠点・トーチカの爆砕数が条件だったんだけど、その拠点はB-17以外の単発機では1回爆弾落としたくらいでは簡単に潰れない。KAMIKAZE ATTACKだと3回突入してやっと1基破壊できるというのが分かって、延々とそれを繰り返した。ただし1回10分のマッチで潰せる数は上手くいって3基(リスポン地点から9回特攻をかける計算、目標までの所要時間が1突入あたり1分)なので、アンロック条件である20基破壊とか30基破壊とかとなると、まさに「耐え難きを耐え」って感じですよ。それも一機体だけならともかく、何種類も機体があるんですから。
それとシミュモードでのマルチプレイは、相当なトレーニングを積まないと猛者には勝てません。とにかく機体の姿勢を保つだけでも大変で、逆にそれだけ「汲めども尽きぬ味わいがある」と言えそうです。
COMMENT
初代PS3+ヴィエラ(フルハイ倍速37型)+PS3コントローラーで、トロフィー100%コンプ。
本作は、コンシュマー機で気軽にWW2フライトシミュレーションを楽しみたいという方にお勧めの傑作だと思います。クランのメンバーはいまだにリアリティモード以上でマルチプレイを楽しんでいるようです。私は、トロフィーコンプした時点で燃え尽きた、という感じ。
なお、P-47サンダーボルト+Ta-152H-1の機体と追加ミッションを含むADD-ONだけど、ミッションはサクサクとあっという間に終わってしまうし、追加トロフィーもなし。また自分の場合はすでにTa-152H-1をアンロックしていたので、新機体はP-47だけであまり有難味は無かった。ただ、新ミッションにはB-17を狙うMe-262なんぞを迎撃するシチュエーションがあるので、コマンド・ノヴォトニーやJV44などに関心がある戦史派にはタマラン内容ではあります。