オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 4pt | 5pt | 4pt | 5pt | 2pt |
88pt
GOOD!
・シュタインズゲートの正真正銘の新作であること。シュタインズゲートの世界がちゃんと拡がってました。ファンは買いと思います。(ただし「続編」というよりかは「スピンオフ」)
・今までのキャラもそのままで、新しい側面が見れたし、新キャラ(前作で名前だけ出てたキャラもどういうキャラか分かる)もみんな個性があって良い感じ。
・引き込まれて熱中でき、あっという間に終わってしまいました。
・ただ単に物語を読むだけでなく、推論しながら読んでいったり、世界線の変動の原因は何か考えてみたりと、プレイしていない時間も楽しめる人は楽しめる。
・β世界線の話なので、どうしても暗い描写が多くなるだろうと思っていて実際そうでもあるが、コミカルな部分も多かったので、その点は、物語やキャラクターに没入して痛みを感じてしまう人にも、そんなに悲壮感無くプレイできるでしょう。もちろんシリアスな部分もあって、私はダルくんがもっと好きになりました。
BAD/REQUEST
・前作プレイ(もしくはアニメ全話視聴)必須と思います。その点、初回封入限定特典(パッケージ版)がPS4で前作を無料ダウンロードできるコード付というのも納得です。
・前作と同様、2ch用語多い。いちおうTIPSでも説明されます。慣れかわかりませんが、前作ほどキツくは無く感じました。
・ちょっと短いかな。キーとなるポイントに気付ければ、割と簡単にトゥルーエンドにたどり着けます。15時間ちょっとで全部エンディング見て、トロフィーも100%です。やり尽くしという感じもありません。(それだけ熱中したということかもしれませんが。)
・前作のトゥルーエンド(アニメでいう24話)である最後の神展開的な盛り上がりがありません。そこにたどり着くまでの道程だから、そりゃそうなのかなと思うのですが、正直がっかりしました。キター的なのが無くて、「えっ? 終わり?」という感じだったのと、すぐトロフィー100%な感じなので、あっけなかったなという感じです。
・細かい点ですが、RINEは、ダルくんが開発して、仲間内だけで使っているというのは、(TIPSに書いてありますが)ちゃんと本文で説明すべき。
COMMENT
正真正銘の新作ですが、「続編」というとちょっとアレですね。「続編」という触れ込みから、てっきり、β世界線(本作の物語)の内容を踏まえて、シュタインズゲート世界線(前作)の未来の話を描いてくれるのかと思っていました。「スピンオフ」としては満足です。
コミカルな点も多かったし、全体として、絶望から希望へという流れなので、悲壮感や喪失感は無いのですが、盛り上がりも無いので、満足感に浸れるというわけでもありません。「β世界線は、こんな感じだったかー。」という感じです。
PS3版を購入しましたが、動作も軽快でしたし、グラフィックも十分綺麗でした。PS4である必要は特に無いと思います。ただ、初回限定封入特典は、PS3版を購入してもPS4版のダウンロードキーなのでご注意を。
主題歌の「アマデウス」最高です。
Amazonレビュー
レビュー日: 2016-06-26
いざプレイするとそうでもなく、序盤からぐいぐいとお話に引き込まれていきました。
文章が終始読みやすく、なかだるみもなく楽しめました。
牧瀬紅莉栖が、アマデウス化しようと別の世界線で登場しようと、とても良い役まわりでした。
ファンの方も多いのかと思います。私はとても感動しました。
シナリオ分岐後、クリアする順番によっては全シナリオクリア後に物足りなくなるかもしれません。
ああ、あのエンディングを最も最後に見たかったなぁと、全クリア後になって思いました。
ということもありましたが、期待どおりの秀逸作でした。
GOOD!
読み物として非常に良く出来ており最後まで熱中したまま進める事が出来た。
シュタインズゲートという作品のファンなら100点で済まないくらいに熱中して楽しめる。
大抵のゲームはトロフィーコンプに苦しんで嫌な思いをさせられるが、
このゲームはいつの間にか終わって「ああ・・・コレでもう終わりか・・・」とトロフィー100%になった事を哀しく感じたくらいに熱中出来たと思う。
正直トロフィーという仕組が導入されるようになってから今まででそんなゲームは1つも無かった。
新キャラは独特の雰囲気で、前作までの濃いメンバーに混じっても問題無い程にキャラが立っていて良い。
既存キャラも他に発売されていたシリーズとは違い、僅かな時間の流れが感じられるような成長をしており面白い。
システム面はスキップやTips、読み返しや音声、邪魔にならないBGMやSE等、ノベルゲームとしては充分な快適さを持っている。(この最低限の事すら出来ないゲームは多い)
グラフィックは好みの問題だが独特の味のある絵は健在で好きな人はタマラナイだろう。
難易度が高過ぎないのも読み物としては良い要素と言えるのでは無かろうか?
前作と引っ付けた完全版を出してくれても良いくらいに綺麗に収まっていたと思う。
BAD/REQUEST
前作の途中の分岐が1つ増えたようなモノで、この作品だけでは全く完結しないので物凄く客を選ぶ。
また掘り下げというよりは後付け要素な為に、新キャラについての話が前作で全く語られていないのが大きな違和感となる。
GOODの方でも書いたが新キャラがドレも非常に立っている為に、その存在は本来前作でも感じられていないとオカシイ。
紅莉栖が比屋定さんについて全く語っていなかった事は百歩譲ってアメリカの事は話したくなかったとでも解釈すれば良いとして、
かがりに関して阿万音鈴羽が全く語っていないというのはいくら何でもさすがに無理が有るだろう。
EDが6つ有り最初からトゥルー(で良いのかな?)エンドには行けないようになっているが、選択次第で全然何も解決しないBADENDで黒幕が解ってしまうのはちょっと残念な所だと思う。
後はフルフェイスの中の人のミスリードはさすがにちょっと拗らせ過ぎなのではないかと思った。
COMMENT
あくまで前作の途中で1個選択肢が増えて、ソコからまた全く同じ地点へ帰って来るまでの話が楽しめる物語。
さすがに前作やらず(アニメも見ず)に本作だけやるような奇特な人は居ないだろうけども、
それでもせめて前作のエンディングの所までは繋いだ方がすっきり盛り上がって終わって良かったのではないだろうか?
それともこの何か物足りない、ついつい初回特典の1作目を起動してしまう感じが一番良い状態なんだろうか?
何にせよ総合で考えたらこんな良い作品を遊べたのはとても幸せな事だったと思う。
発売前の記憶を上書きしてもう一度やりたい。