オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 4pt | 3pt | 2pt | 2pt | 2pt |
52pt
GOOD!
・音楽
相変わらずの凄さ。一つ一つが「生きて」いて、どれも心地がよい。
大事にしているなと感じた。
・日数制限なし
これによってあれこれ悩む必要はなく、メインより他の項目を進めるとか、
自分で決めれるのはよかった。
・難易度選択
時間に余裕がない人でも遊べそう。
BAD/REQUEST
・演出スキップできない
どうしてやらないのだろうか。テンポがよくなると思うのに。
フィールド移動中(船)での会話も特に意味がないのが多いので
カットができればよかった。
・ストーリーが尻すぼみ
前作でもそうだったが、肝心の部分がそのままになってて終わるのは残念。
また仲間との友好度を100上げてもなにかよいことが起こるわけもなく、
何のためにあるのかがわからなかった。
もっと掘り下げて欲しかったのが正直なところ。
COMMENT
日数制限をなくした、難易度選択でやりやすくなったとよい部分より、
ストーリーや仲間たちとのやり取りがおざなりなので悪い部分が
目立ってしまっている。
「黄昏」シリーズも3作目なのであればもっと焦点を当てるべきで
盛り上がりがなかったのはがっかり。
正常に終了できないバグもあって面倒だったのでこれも改善できなかったか。
このような状態で果たして次回作、続編は出るのか。
熟考の上決断してほしい。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 5pt | 5pt | 4pt | 1pt | 4pt | 1pt |
63pt
GOOD!
シリーズはロロナのアトリエ以降、PS3版のみクリア済み
・調合
アトリエの醍醐味であり、シリーズを通して最も中毒になる要素。基本的にはエスカロジーと変わらず、錬金Lvが上がるにつれて良いアイテムを調合できるようになるので後半になるにつれて面白くなっていく。
・戦闘
システムは過去作「マナケミア」を元にしていると思われます。エスカロジーと同じく6人戦闘で、交代を多用し、臨機応変に前後衛を入れ替えるシステムは、他のRPGよりもより多くのキャラクターを戦闘に使用できるという点で評価したいです。
また、調合ゲームだけにアイテムや装備による戦闘力の底上げが非常に重要となるのもアトリエらしいポイント。敵が強くて行き詰ったら、レベルを上げるのではなく調合を行う事で活路を見出せる…どころか、アイテム一つで強敵が雑魚と化すようなバランス調整はこのゲームならでは。
今回は戦闘難易度が設定可能となったことにより、難易度に関して、幅広い層に対応できていると思います。
・BGM
その場その場の雰囲気にあった曲ばかりで非常に高評価。黄昏シリーズはその世界観故にやや暗い曲が多いですが、それもシリーズのテーマに沿っているからこそ。キャラクター達の掛け合いに合ったコミカルな曲や、緊張感漂う激しい戦闘曲、枯れ果てていく大地を表現するシリアスな曲など、どれもすばらしいものばかりです。
・グラフィック
イラストレーターの直筆イラストそっくりな3Dモデルや、遠景も含め細部まで作りこまれたアニメ風の世界は文句なしのグラフィックです。3Dキャラクターは作品を重ねるごとに進化しており、どの角度から見てもまるで違和感を感じさせませんし、そのキャラクターを動かして黄昏の大地を歩くのはとても楽しいです。
BAD/REQUEST
・グラフィックは文句なし。しかしキャラクターの動作には文句しか出てこない
予想ですがモデルを作るチームと動かすチームは別なのでしょう。立ち絵によるイベント構成を廃止し、3Dモデルのみによってイベントを表現する手法に変えた黄昏シリーズ。その一作目のアーシャからずっと抱いている不満点ですが、キャラクターの動きの幅が非常に狭いです。
というのもイベントはほぼすべて、喜ぶ・考える・悲しむといった数パターンの汎用モーションの連続によって構成されており、一例なのですが「溺れている」「飛び込んで助ける」というような、今のご時世どの3Dゲームにも少なからずある「一つのイベントのみに使われる専用モーション」は皆無です。この構成だと立ち絵によるイベント構成とほとんど変わりません。というか変わらない。
モーションのパターンを数えていったら1キャラクターあたりのパターンはほんとに少ないでしょう。戦闘面の動きがいいだけに勿体ない。
一番驚いたのがキャラクターを地面から少し浮かせて水平に配置し、「歩く」モーションを行わせつつ頭の向いている方向へ動かすことで「泳ぐ」動作に見せた部分です。そうまでしてモーションを作りたくないのでしょうか。
・ストーリ-はとても中途半端。これで黄昏シリーズが終わりといわれても納得できない
最も不満な部分です。シリーズの核となるテーマ「黄昏」について、あまりにもノータッチすぎます。
二人の主人公の目的は、村を・街を水涸れから救う事です。その問題は世界全体が「黄昏」に呑まれている事と少なからず関係があり、黄昏の解明が村や街の救済につながると信じ、行動していきます。
のはずが、肝心の黄昏については放りっぱなし。解明などせず終了。アーシャの時点から謎のままだった部分も触れられますが、それらも含め、シリーズ経験プレイヤーが知りたかった部分は軽く触れた後にさっさと流され、ゲーム終了を迎えることになります。
終了したときには怒りが沸いてきました。結局、シリーズ・ストーリーを通して何を伝えたかったのでしょう。黄昏という重く、儚くもありながら美しい世界を舞台にした理由とは一体何だったのでしょうか。あまりにも不完全燃焼過ぎて次回作があるのではと現実逃避するくらいです。残念でしょうがない
・戦闘
戦闘での攻撃力があがり、行動の幅が広がる「バースト」というシステム。コレ自体には不満はありません。バーストの多用が前提の難易度であることも面白い部分の一つです。しかし、終盤のボスクラスの敵は、このバースト値を下げてくる者が多く一度押されているような状況をつくってしまうと、その戦闘ではバーストを発動するのが非常に難しくなります。こうなるとバーストなしの攻撃力でちまちまと敵のHPを削っていく事でしか勝ちを取れず、かなりテンポが悪い。製作社自ら戦闘システムのウリにしているポイントをつぶしてしまっています。
COMMENT
「黄昏シリーズ」ファンの多くをがっかりさせた事でしょう。それほどストーリーの作りはお粗末です。
それ以外の点を見れば、日数制廃止を含め、前作から改善されている部分もちらほらあり、ユーザーの意見をしっかり聞くというガストの意気込みはしっかり活かされているように思えます。
シリーズ未経験者は、前作プレイを前提としたすこし分からないイベントがありますが、システム面では正当な進化を遂げている作品ですので、十分楽しめる事でしょう。
今作の不満点の多くは間違いなくシリーズ経験者が抱くものです。メルルのアトリエであったとある出来事を思い出して、DLC等で補完されないかなぁと期待しています。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 3pt | 4pt | 3pt | 2pt | 2pt | 1pt |
50pt
GOOD!
・良質なBGMが豊富
・難易度選択可能
・戦闘テンポが改善した
・セーブ・ロードが速い
・プラチナ取得が容易
BAD/REQUEST
・バグが多い
・課題達成の日数制限がなくなった
・ゲームシステムに不満点が多い
・魅力を感じるキャラクターが少ない
COMMENT
アトリエシリーズは毎回BGMの出来が良い点が素晴らしいと思う。
また、難易度が選択可能で戦闘テンポもよく、ロードが速い点や、選択した主人公によって多少ストーリー進行が変化する点なども評価できる点だと感じた。
しかし、課題達成の日数制限が撤廃されたことにより、ストーリー進行の難易度が低下し、アトリエらしさが失われてしまった点は残念だった。
また、やる気ゲージ・グロウポイント・環境変化・イベントスキップ不可・次章進行の際のメッセージの煩わしさ等、ゲームシステムに不満点の残るものが多い気がした。
現在は修正パッチによって改善されたようだが、フリーズや正常にゲーム終了できないというバグが発生することがあり、パッチをあてることができないユーザーには致命的な問題点だろう。
更に、本作はシリーズものという点を活かしてもっと前作からのキャラクターを登場させるべきだと思う。数合わせのために新キャラクターを登場させるよりも、前作からのキャラをストーリーに絡めた方がより面白くなるのではないか。
アトリエシリーズは毎年1タイトルのハイペースでリリースされるので色々な点で作り込みが甘くなってしまうのかもしれないが、できればもう少し完成度を高めた作品をプレイしてみたいと思います。
アーランド3作、アーシャ、エスカ&ロジープレイ済み 70時間程度でプラチナ取得。
Amazonレビュー
レビュー日: 2014-08-16
戦闘や調合に関してはマナケミアやアルトネリコをプレイ済みなので、違和感なく楽しめました。久しぶりのRPGでしたが改めてシナリオって重要なんだなと感じました。
GOOD!
・戦闘が素晴らしい
でもこれ完全にマナケミアです。
何も知らない人に戦闘画面だけ見せて「マナケミア3だよ」と言ったら信じるでしょう。
しかし、名作マナケミアの戦闘システムの改善版だけあって最高に面白いです。
これ流用したら簡単にマナケミア3作る事ができますね。
・時間制限が無い
これは良いと言う人もいれば悪いと言う人もいる、賛否両論なものですが私は良かったです。
特にマナケミアの戦闘システムと相性抜群。
・BGMが最高にいい
まぁBGMがいいのはアトリエシリーズならいつものことですが、今回はいつも以上に気合が入っている気がします。
本来私は今作を様子見で買わない予定(理由はBADで)だったのですが、BGMを聞いた結果ついつい買ってしまいました。
思わず買わせたくなる出来のBGMと言えるでしょう。
・安易な解決に頼らないストーリー展開
黄昏シリーズ3作目ということで、いつものアトリエシリーズならシリーズ締めとなります。
そのため、無理矢理終わるため都合のいい錬金術か何かで、黄昏をどうにかして万事解決よかったよかった、なんて出来になるのではないかと不安でしたが
あくまで解決のきっかけだけを作るという、妥当な締めとなりました。
現実の環境問題と同じく、すぐに事態は変わらない少しずつ環境を改善出来ることをして、長い目で見る。
出来る事をやり少しずつ改善するという、非常に現実的な解決法だと思います。
・調合の楽しさ
シリーズが進むごとに進化する調合システム。今回も一段と楽しい出来となっています。
まぁそれが悪い点をも生んでしまうのですが・・・
BAD/REQUEST
・パターンの少なさ
いろいろな意味でパターンが少ない。個人的に一番は採取時のコメント。
今回は時間制限が無いということでついついたくさん採取したくなるのですが、そのたびに仲間に同じ台詞を壊れたラジオのように言われます。
仲間の数が少ない序盤などは本当にパターンも少なく同じ事を言われて辟易します。
いつかは聞き飽きるものですが、本当に種類が少ないので即効で飽きます。
・次章に進むか聞いてくるのがウザイ
今作は章ごとに分かれているのですが、次章に進めるようになるとアトリエに帰るたびに聞かれ、そのたびにNOと答える必要があります。
コレが非常に鬱陶しい。セーブポイントで次章に進むか選べるようにして欲しかった。
・声優さん問題
ダブル主人公の片方であるシャリステラなのですが、声優さんがちょっと棒読み気味です。
子に実の問題でしょうが、私は初めて聞いたとき「ジブリ作品みたいだな」なんて思っちゃいました。
もう一人の主人公であるシャルロッテの声優さんを始め周りが非常に上手な人ばかりなので余計に目立ちます。
・調合の複雑化
シリーズが進むごとに進化し、複雑化する調合によりシステムを理解するのに時間がかかりました。
特にチェインを理解したのは後半に入ってからです。
そろそろまたロロナのようにリセットして初心者用にするべきなのでは?
・完全版商法の弊害
実は私前作エスカロジーを買っていません。
というのもアトリエ作品と言えばPSVITAで完全版が出るのが恒例化しているからです。
そのため、私もそれを待ってPS3版を買い控えています。
このような売り方は私のような考えを持つ人を生む事につながっています。
VITA版も最初から出すとかもうちょっと考え直すべきではないでしょうか。
あと、余談ですが、前作知らなくても想像の余地なんかが生まれて結構楽しめました。
私はシリーズものは最初からやってくのが一番楽しめると思っていたのですが、考え改めました。
シリーズものの前作をやってなくてもこれはこれでおもしろいなと。
COMMENT
時間制限なく、章ごとに進み、そして戦闘システムと、どう見てもマナケミアです。
つまり今作はアトリエの世界観とマナケミアのシステムを併せ持った作品となっています。
そのため普段のアトリエを望んでいる人々からはちょっと不満があるかもしれません。
しかし作品としてみれば十分面白い出来だと思います。
特にマナケミアの戦闘システムはやはり面白い。
アトリエ新作も勿論ですが、是非マナケミア3も出してほしいですね。