【PS3】METAL GEAR SOLID V: GROUND ZEROES レビュー
発売元 | コナミデジタルエンタテインメント (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2014-03-20 |
価格 | 2980円(税込) |
レーティング | 【D】17才以上対象 暴力 犯罪 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 | ■ ジャンル:タクティカル エスピオナージ オペレーション |
- 総合ポイント
- 74
- (難易度)
- 2.86
- レビュー数
- 7
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 3pt | 4pt | 2pt | 3pt | 3pt |
63pt
GOOD!
PS3版のみですがグラフィックは秀逸と言わざるを得ない。スローモーションになる演出やコジプロらしい映画チックなカメラワークも素晴らしかった。
MGS4から無駄なシステムを削いでオープンワールドに特化させた感じ(オクトカムや死んだフリ)
車を運転できるのはメタルギアとしては新鮮だった。
体力ゲージなんかも省かれて画面がすっきり
フィールドでの探索要素もあり、敵兵を尋問して武器庫を探して新たな武器を探したりと、ファントムペインへの期待の高まる出来だった。
BAD/REQUEST
本筋の短さが気になる。act.1の半分もないかと…
サイドミッション含めたらまあ値段相応といえるかも
その本筋のメインミッションがずっと夜の暗闇で土砂降りで、敵の方はガンガンこっちを見つけてくるけど、こっちは相手が影法師にしか見えなくて
赤外線ゴーグルの存在に気づくまできつかった(よく考えたら冒頭で使ってるのに…)。
見つかったら近づいて投げるなりすればいいんですが
メインの前に一回チュートリアルミッション挟んで欲しかった。今回結構システム周りが変更になってるので
暗すぎて道に迷うことも…
今回は敵兵が2人一組になってることが多くて、いやらしい配置になってる
COMMENT
TPPってみるともうメタルギアしか思いつかない
バッドでもないけど話が暗すぎて、いつものメタルギア的なジョークを挟む余地が少ない。そのためのサイドミッションでもあるんでしょうが
そのストーリーも何度もいうが短い上にえげつない所で切るので早くファントムペインを!という感じになる
まあ次は、よくて来年でしょうか…
今回はPS3ともマルチにするためにこのボリュームでしたが、本編は次世代機単独でしょうね
敵兵の演算なんかがもう限界で、フォールアウトみたいにカクカクフリーズ祭りになっても仕方ないですし
PS4を買って、とりあえずの一本にするにはきっと丁度いいんでしょうね、比較のために2本買いかねない値段ですし
ピースウォーカーもDLが安いし
スマホとの接続でマップが見れたり出来るらしいんですが、うまくいきませんでした。
オープンワールドのステルスゲームとしてはアサクリよりは判定がシビアな分"らしさ"が出てると思います。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 4pt | 5pt | 4pt | 5pt | 4pt | 3pt |
90pt
GOOD!
オリジナリティー
しっかりステルス&オープンワールド。この2つだけでも他にはないし、シリーズ内でもこれまでの作品とは一線を画す。
グラフィックス
綺麗。特にスネークの造形、着衣の質感などは見事。
夜間の雨に濡れた岩や地面の表現も素晴らしいし、晴天の日中も空気感を感じられる。
舞台に米軍基地を選んでいるため、シンプルで統一感のある造形物が多くステルスゲームに適した見易い画面になっている。
MGS4と比べても非常にクリアなグラフィックになっているしスネークの顔付きや表情も大幅に向上している。
サウンド
潜入中は基本的にBGMがなく環境音のみ。
風の音、雨の音、遠くで車のエンジン音、それにまじって敵兵の足音が近づいて来たり話し声が聞こえたり。
これにより場の状況確認が的確に行えるとともに、緊張感が高まる。
更に、敵兵が侵入の痕跡を発見し警戒しはじめたとき、発見されたときなど状況に応じてより緊張感を高めたり、戦闘を盛り上げたりするBGMも満載。
戦闘を乗り切った後、再びBGMがなくなり静かになったときの安堵感など静と動がうまくプレイ中の演出として生かされている。
熱中度
半端ない。極限の緊張感。成功時の達成感と緊張緩和。
オープンワールドのため、過去作のように目前の敵だけでなくやや遠方の敵にも配慮しなければならず、集中力が要求される。
そのため時間を忘れるほどの没入感がある。
満足感
プロローグ版としては十分なボリューム。
メインミッションのストーリーは短いが重厚で本編への期待を高める。
それぞれ趣向の異なるサブミッションも複数ある。
難易度も選択できるし、ゲーム内の自由度も高いため繰り返し目的を持ったプレイができる。
快適さ
プレイ中はロード待ち時間はほとんどない。無線も画面切り替えなくリアルタイム。
操作系もかなり洗練されている(MGS4と比べると非常にすっきり)。
タブレットのAndroidアプリと連携させているが、マップや敵位置が常に確認できるし、ヘリの呼出しなどもさくっと行えて便利。
全体的にさくさくと快適にプレイできる。
BAD/REQUEST
ゲーム自体や潜入が好きな人であれば次々に色々な遊び方が思いつくと思いますがただクリアするだけの人にはあっけないゲームに感じられるかも。メインミッションをゴリ押しですすめば初回でも2時間かからないと思いますので。
あとは面白過ぎて早く本編がやりたくなってしまうとこ。もう待ちきれなくて飢えています。
COMMENT
PS3での前作、MGS4は序盤のゲーム部分は面白いものの、中盤以降ステルス要素が薄くなっていき微妙な作品でした。ですが今作はステルスをもう一度真面目に見直したような作りになっていてとても満足できました。
このプロローグ版により、本編は間違いなく面白いと思えましたのでそれに備えてPS4も最近購入し、本作のPS4版も購入したので別途PS4版もレビュー投稿します。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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4pt | 5pt | 4pt | 5pt | 5pt | 4pt | 3pt |
93pt
GOOD!
・操作性が一新され、スネークがより使い易くなった。
ホールドアップした敵兵は選択肢を選ぶだけで無力化できるようになった。双眼鏡と暗視ゴーグルが1コマンド化され、本作のような広大なマップには有難い。定番の壁叩きはなくなったが、空マガジンを投げたり走って足音をたてたりで敵兵をおびき寄せる代替手段はいろいろ用意されている。失神or死亡した敵兵を担いで運べるようになり、敵兵の移動に時間がかからなくなった。乗り物が使えるようになり、攻略の幅が広がった。兵器や櫓に乗り物を突っ込ませて対象を破壊することなんかも可能。
・画面上に数値やゲージで体力・スタミナ・カモフラ率等を表記する仕様は廃止。ダメージを受けた際は画面に血痕を表示して明度を落とすなど、シンプルで分かり易い。
・グラフィックが美麗。PS4はこれ以上なのだろうか。というか、これ以上があるのだろうかというほど。岩壁や濡れた着衣などは実写と見まがうほど。マップが広大にも関わらず、シームレスな点も好印象。
・敵兵に怪しまれたり見つかってしまった時、従来のMGSシリーズだとそれがどこの敵なのか分からない時があったが、本作ではスネークの気配を察知した敵がどの方向に居るか白いマークで表示され、分かり易くなった。
・ダッシュできるようになった。敵に見つかり易い新アクションだが、タイムアタックがよりスリリングに。背後からダッシュで近づけばCQCが間に合うので、攻略の幅も広がった。
・レーダーの類が無くなった代わりに、双眼鏡で凝視した敵をマーキングできるようになった。一度マーキングした敵は気配を感じ取れるようになり、物陰に回られてもその存在を透過して把握できるようになった。敵をマーキングしながら慎重に進めるもよし、マーキングせずリスクを負いながらクリアタイム短縮を狙うもよし。
・昨年発売されたMGSライジングの仕様だが、特定の場所を通過するとオートセーブが走り、チェックポイントリスタートでいつでもセーブポイントからやり直せる機能が導入された。難易度が高い本作ではトライ&エラーを数多く繰り返す必要があるので、この仕様は有難い。
BAD/REQUEST
・尋問(デフォルト・L2ボタン)の操作が無線連絡(デフォルト・L2ボタン)と兼ねており、尋問しようとすると、カズへの無線が暴発し易い。尋問の有効範囲をもっと広くして欲しい。
・無力化した敵を集めると何体か消えてしまう。(多分、3体以上)
・従来のローリングに相当する『緊急回避』だが、飛距離が短く動作後の隙が大きくて使えない。使ってる人を見たことないし...。このままの仕様なら、無くしてしまってもいいのでは。
・壁貼りつきは、貼り付いたまま左右の向きを変えられるようにし欲しい。意図しない向きで張り付いてしまうことが多いので。
・MAP表示。自分の位置が分かりにくい。
・装備枠『プライマリウェポインx2、セカンダリウェポンx1、サポートウェポンx3』に収まらない武器は、本作では持ち運べなくなってしまった。初期装備武器が優秀なので、せっかく新武器を発見しても本作では泣く泣くスルーする羽目に。
COMMENT
・トロフィーコンプ済み。報酬達成率も100%達成済。デジャブ・ジャメブも含め、全ステージクリア済。
・MGS1作目好きなら、小ネタ満載のデジャヴミッションはなかなか楽しめます。
・従来のMGSシリーズで何かと腹立たしかったエンディングのスタッフロールがskipで飛ばせない件、本作ではskip可能です。やっと、要望が叶った。
・従来のMGSシリーズに比べると更に遊び易くはなっていますが、敵兵の行動パターンが賢くなっており、難易度は高いです。敵兵に発見されると、増援を呼び寄せながら発見地点周辺を重点的にチェックしてきます。今までは、上手い隠れ場所に身を潜めるのが有効でしたが、本作ではなるべく早くその場を離れた方がいいです。
・本編をクリアするだけなら、初回で慎重にプレイしても3時間くらいで可能かと思います。短いです。メタルギアも出てきません。ただ、やり込み要素は潤沢に用意されています。タイトル画面に『報酬達成率』が表示されますが、本編を1回クリアした程度では、数%にしかならないでしょう。これを100%にするための時間は、上手い人でも数十時間はかかるはずです。本編をクリアすると、サブミッションが続々とアンロックされていきます。また、自由度が高いので、各ミッション、潜入手順や進行ルートを変える度にいろいろ発見があります。アイテムコンプや各種タイムアタック、ノーキルノーアラートなど、やり込み要素をどれだけやり込めるか...。もちろん、各ステージを低ランクで1回クリアするだけで充分、という人も居るでしょうから、値段分の価値が見出せるかはプレイヤー次第でしょう。自分は時間を忘れてかなりやり込みました。
・YouTubeで毎週木曜に、制作陣による番組「コジステ」が無料配信されています。そこで、乗り物を長時間片輪走行させたり、数百メートル先の敵兵をヘッドショットしたりなど、面白いネタや参考になるプレイがいろいろ紹介されています。MGSファンは必見かと。
・MGSピースウォーカーをやり込んだ自分としては、あのラストには凹みましたが、本編(ファントムペイン)への期待が嫌が上にも高まります。ピースウォーカーで好評だった『フルトン回収システム』『マザーベース育成』はグラウンドゼロズにありませんが、ファントムペインにはあるとのことなので、これらがどのような進化を遂げているのか楽しみです。また、『co-ops』もかなりハマったので、ファントムペインでも潜友達と助け合いながら強敵と戦えると更に嬉しい。
Amazonレビュー
レビュー日: 2016-03-16
オープンワールドというよりは、ロードの必要がないぐらい狭くしたといった感じです。
ゲーム性は、昔ながらのステルスアクションがメインでそこそこ楽しめました。
GOOD!
<グラフィック>
グラフィックは4と同等かそれ以上。
PS4は持っていないので比較できませんが、PS4で楽しむ価値はあるかと。
スネークの顔はもちろん、雨に濡れた質感も綺麗。
<シンプル>
今までのような情報が画面から消えてすっきり。
体力や気力ゲージ、各フェイズの状態などの情報は画面から消え、体力は画面に血痕がつくようになり、各フェイズは敵兵士の連絡で計ることができます。
<敵>
敵の配置がいやらしく、基本複数で行動しています。
以前までの「HQ!HQ!」「こちらHQ」というワンパターンでおなじみのやり取りがなくなり、敵の警戒パターンが増えました。
警戒、索敵、捜索など複数の種類があり、各フェイズによって敵の行動パターンも変わっています。
フィールドには監視カメラがついているのですが、それを壊せば当然不審に思い、警戒するようになったり。
また、あくびしたり上を向いたり色々な行動を取ります。
<リフレックスモード>
スネークが敵に見つかった瞬間、スローモーションになりその間に敵を排除すればアラートにならないというものです。
今作は舞台が広いため、死角から気づかれることもあります。
また、見つかった敵に自動でエイムしてくれるので、どこから?と思った時に便利です。
この機能はオプションで切り替えられます。
切り替えれば、従来通り敵に見つかったら即「アラート」です。
<乗り物>
フィールド内にある乗り物に乗ることができるのが新鮮です。
トラックや戦車で強硬に進めることもできます。
<描写>
途中エグイ描写があるのですが、規制されているとはいえなかなかのものです。
ストーリーに関わる部分なので、これもGOODにしておきます。
<サウンド>
毎度変わらず素晴らしいの一言。
BAD/REQUEST
<本編がぁー!>
事前からさんざん言われており、他のレビュアーの方も仰っていますが、今作は「プロローグ」。
諸事情によりプロローグだけ切り取って発売したとのことなので、本編が気になってしょうがありません。
短すぎるストーリーと、これ以上ないところでの終わらせ方が、さらに本編への”飢え”につながってしまいます。
早くやりたい!と思いますね。
<操作性>
壁叩きができない、壁に背をつけるのが自動になった(今まではボタンを押して壁についていたのに)、無線がL2で使用など、いくつか前作より変わった点があります。
基本的に4、PWの操作性を引き継いでいるのですが、慣れるまで時間がかかるかな?
<尋問>
L1で銃を構えホールドアップ。L2で尋問できるのですが、先にも書いた通りL2は無線ボタン。
ちょっと動くと無線につながってしまったり・・・ちょっとやりずらいですね。
<難易度>
ノーマル以上です。要はイージーがない。
今作はノーマルと言えど難易度が高めです(自分だけかもしれませんが・・・)
本編ではどうなるか分かりませんが。
<一見さんおことわり>
PWの直接の続編なので、PWで出たキャラがそのまま出てきます。
PWのあらすじを聞くことができるのですが、知らない人だと「???」となるかもしれません。
まあこれは今作に限った話ではありませんが。
COMMENT
『待たせたな!』
この一言に尽きます。
MGSファン、スネークファンなら買って損はない一品です。
ですが、あくまでも「プロローグ」なので短いことを前提に、理解した上で購入しないとがっかりすること請け合いです。
プロローグなので行ける場所も限られています。入れない建物も多いです。
オープンワールドと謳っていますが、今作では「ただの広いフィールド」
このあたりが本編になってどのように変わるのかは気になります。
今作に出てくる「カズヒラ・ミラー」「パス」「チコ」はPWのキャラ。
今作に至った経緯など、PWとの関連性が非常に強いので、PW未プレイの方は、先にプレイされた方が楽しめると思います。
いずれにせよ、値段の割に楽しめると思いますよ。