【PS3】スリーピングドッグス 香港秘密警察 レビュー
発売元 | スクウェア・エニックス (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2012-09-27 |
価格 | 7980円(税込) |
レーティング | 【Z】18才以上のみ対象 暴力 犯罪 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:オープンワールドアクション ■ プレイ人数:1人 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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4pt | 2pt | 3pt | 1pt | 1pt | 4pt | 2pt |
43pt
GOOD!
■オリジナリティー 4
企画は良いと思う。
香港を舞台にしたオープンワールドで、これまでの箱庭とはまた違った雰囲気がある。
■グラフィックス 2
BADへ
■サウンド 3
特に印象には残らない
■熱中度 1
BADへ
■満足感 1
BADへ
■快適さ 4
特別長いローディングがあるわけではないので、
ゲーム進行上は全く気にならない。
BAD/REQUEST
■グラフィックス
香港の世界を再現しているという点では、そそるものがあったが、
街を歩く人、細かな表現、そういったオープンワールド上で
繰り広げられる自然感にあまり特徴が無い。
特に、街の人たちはとにかくつまらない。
■熱中度・満足感
どうしてもGTAなどの大ヒット箱庭ゲーとの比較になってしまうが、
まず、一番ガッカリしたのが車の操作と動き。
一番最初にバイクに乗って街に出られるが、
「来た来た〜♪」と思ってアクセルを入れた瞬間、
ぴゅーーっと進む。これに思いっきりがっかりした。
車も同様。徐々にスピードに乗って行く感じや、
車らしい操作の難易度など、全く感じられない。
つまり、リアリティが無い。
その辺の作り込みが甘いので、街に繰り出す気が失せる。
あと、「ジャンプ」が無いので、行動範囲が縦に伸びない。
どこでもいける自由度を考えると、それこそGTAやジャストコーズ、
アサシンクリードなどの方がオープンワールドとしての完成度は高い。
アクションも、格闘が充実しているので、1対多数の戦いが楽しめるが、
街を散策していると、大体3人組の連中を襲撃して、カウンターを
繰り返して終わり。作業ゲーと化す。
市民に手を出して警察が追ってくるが、その辺の仕組みが
既存のタイトルと変わり映えが無いので、結局出来の悪いGTAと
いった印象。
COMMENT
結構楽しみにしていたタイトルでしたが、がっかり感が強く。
あっという間に飽きて萎えました。
これなら箱庭にせず、アンチャーテッドのような作品に
仕上げた方がいいんじゃないかと思う。
このレベルの箱庭であることが魅力を下げていると思う。
一度電源を落としたら再びつける気がせず、
発売日に買って、翌日に売ってしまいました。
Amazonレビュー
レビュー日: 2012-11-02
MAPの広さ、プレイ時間はセインツロウサードと同じくらいです。
ストレスフリーの要素として、
・車がどんなに衝突しても壊れない、修理という概念がない
・4階くらいから落ちても生きれる
・極端な話、バイクに乗ったまま自分の部屋に帰ったりできる、コンビニ入って買い物できるなど
・金稼ぎが関係ない
良い点
・主人公が警官なので、警官ちょっかいのうざさが無い
・ハッキングシステムが独特
・香港という日本人には比較的馴染みある観光地が舞台なので、ビクトリア・パークやTシャツ街などが馴染みある
・ストーリーはベタだが、しっかりしている。
・香港マフィア映画お馴染みの残虐ムービー、プレイがあります。
・ラジオがスタッフの選曲ではなく、太っ腹なことにwarpやninja tunesなどレーベルそのものが局になっている
残念な点
・最終チャプターなど主人公が無双すぎる
・回復アイテムは常時持つことができず、毎回買わなくてはいけない
・基本的に夜が長く、敵が見にくい
・詰め込みだけど、それぞれのミッションがオーソドックス
GOOD!
5pt:熱中度
オープンワールド型として完成度が高い。ファーストタイトルである事実を踏まえると、驚きモノ。
舞台は香港。少々異色であるが、臨場感があり、「あ、こんな感じ」て思える。
ストーリーに中だるみがない。ストーリーを進めてしまう勿体なさからサブミッション他に手を出して、ついついゲーム全体を網羅してしまった。
5pt:快適さ
プレイヤーの99.9%がYESで答える設問に対して「Yes/No」の選択肢がない。
プレイヤーの入力に期待通りの回答が返ってくる。だから街をブイブイ言わせられる。
ロードは最初だけ。あとはフリー。
個人的にツボ:
店の内装が凝ってる(他同様タイトルと比べてズームが利いてるに関わらず)。
食い物に強い意味がある(ふらっと立ち寄り食べる楽しみを噛み締められる)。
フリーラン、喧嘩バトル、銃撃戦、カラオケ、成長要素etc(近年で高評価を得たアクション・システムを再評価しバランス良く盛り込んでいる)。
BAD/REQUEST
ストーリーが短い。
いや、短くはない。
しかしもっと詰め込める筈だ。
いや、むしろもっと詰め込んでくれと言いたくなる。
主人公の鼻の穴はなぜ、ああも黒ずんでいるのか。
主人公の顔の真ん中にブラックホールを詰め込む作業を命じたウォーリーを探さなければならない。
COMMENT
この手のジャンルではGTAが先行し、SaintsRowが巻き返したとの総評ですが、第三極にSleepingDogsが登場したと宣言しても大袈裟ではないと思う。
素晴らしいの一言。
ただ、GTA(リアル)SaintsRow(お馬鹿)の対立構造に一石を投じる「何か」があるかといえば、心もとない。
PS3だとinFamouse(超絶系)なんてものもありますし、余計そう感じる。
とはいえ、本タイトルが優秀であるとの評価は揺らがないと思う。
二番煎じだろうが楽しいが全て、という身も蓋もないゲーマーの欲求に応えてくれたメイドインチャイナなオープンワールド。
セカンドまたはDLCに期待せずにはいられない。