【熱中度】 敵の属性等に応じてキャラを即座に切り替えながらのスピーディなアクションバトル。大型の敵をスタン・ブレイクさせ、ラッシュで大ダメージを叩き込むのは爽快で戦術要素もある。ちょっと難しいなと感じたら、レベル上げすればゴリ押しも可能な、程よいヌルさ(難易度ノーマル)。 しかし、フラッシュガード、フラッシュムーブは狙って出そうとすると、意外とタイミングがシビア。ニーア・オートマタやベヨネッタくらいの受付時間にして、もっと爽快感を感じる仕様にしてもよかったのでは。 【快適さ】 ランドマーク単位だが、ファストトラベルも可能。キャラ切り替えやスキル発動もボタン一つでアクション面での不満はほぼ無い。 しかし、冒険具と呼ばれる特殊なアイテムがあって、それはメニューを開かないと変更できないが、頻繁に付け替える必要があるため面倒に感じる。 【音楽】 さすがにイース1・2の頃とは作曲者も違うと思うが、サウンドは心地よい。アイテム取得時のサウンドが変わっていない点は、オールドファンならニヤリとする。
【グラフィック】 PSVITAがオリジナルで、もともとグラがウリのゲームではないことを差し引いても、今時最新のコンソールでこのグラは無い。特に通常モーションの稚拙さが目立つ。歩きモーションはムーンウォークみたいで、有名なクソゲー「大奥」のよう。アクション時の動きはゲーム的な小気味よさがあって良かっただけに残念。 【周回プレイ】 「仲間を集めることで探索可能範囲が広がる⇒そこに配置されている人やアイテムを得る⇒探索可能範囲が広がる(ループ)」というゲームデザインであるため、周回プレイではせっかく集めた冒険具は取り上げられ、また同じ手順・イベントを経ないと先へ進めず自由度が低いこともあり、いわゆる「強くてニューゲーム」の楽しさがスポイルされている。 【シナリオ】 前半は冒険者らしいサバイバルや探検探索で良かったが、後半急に世界を救う話になって「またか」という感じ。「最後には世界の存亡が関わらないといけない」という強迫観念でもあるのだろうか。 魔王を倒すRPGばかりの時代、少年の冒険をテーマにした「グランディア」は新鮮で面白かったが、結局グランディアもイース8も「世界を隔てる壁の踏破」まではワクワクしたが、後半はありきたりな「世界を救う物語」に堕してしまった。
不満点のコメント量が多くなってしまったが、JRPG(良い意味でも悪い意味でも)の良作として、他人におすすめできるレベルではある。まだファミコンもない時代からPC向けにゲームを作成していたメーカーが、現在も第一線でゲームを作り続け、しかも懐かしいタイトルのナンバリング作品を、良作と言えるレベルで提供しているのは、オールドファンとしても嬉しい限り。
GOOD!
【熱中度】
敵の属性等に応じてキャラを即座に切り替えながらのスピーディなアクションバトル。大型の敵をスタン・ブレイクさせ、ラッシュで大ダメージを叩き込むのは爽快で戦術要素もある。ちょっと難しいなと感じたら、レベル上げすればゴリ押しも可能な、程よいヌルさ(難易度ノーマル)。
しかし、フラッシュガード、フラッシュムーブは狙って出そうとすると、意外とタイミングがシビア。ニーア・オートマタやベヨネッタくらいの受付時間にして、もっと爽快感を感じる仕様にしてもよかったのでは。
【快適さ】
ランドマーク単位だが、ファストトラベルも可能。キャラ切り替えやスキル発動もボタン一つでアクション面での不満はほぼ無い。
しかし、冒険具と呼ばれる特殊なアイテムがあって、それはメニューを開かないと変更できないが、頻繁に付け替える必要があるため面倒に感じる。
【音楽】
さすがにイース1・2の頃とは作曲者も違うと思うが、サウンドは心地よい。アイテム取得時のサウンドが変わっていない点は、オールドファンならニヤリとする。
BAD/REQUEST
【グラフィック】
PSVITAがオリジナルで、もともとグラがウリのゲームではないことを差し引いても、今時最新のコンソールでこのグラは無い。特に通常モーションの稚拙さが目立つ。歩きモーションはムーンウォークみたいで、有名なクソゲー「大奥」のよう。アクション時の動きはゲーム的な小気味よさがあって良かっただけに残念。
【周回プレイ】
「仲間を集めることで探索可能範囲が広がる⇒そこに配置されている人やアイテムを得る⇒探索可能範囲が広がる(ループ)」というゲームデザインであるため、周回プレイではせっかく集めた冒険具は取り上げられ、また同じ手順・イベントを経ないと先へ進めず自由度が低いこともあり、いわゆる「強くてニューゲーム」の楽しさがスポイルされている。
【シナリオ】
前半は冒険者らしいサバイバルや探検探索で良かったが、後半急に世界を救う話になって「またか」という感じ。「最後には世界の存亡が関わらないといけない」という強迫観念でもあるのだろうか。
魔王を倒すRPGばかりの時代、少年の冒険をテーマにした「グランディア」は新鮮で面白かったが、結局グランディアもイース8も「世界を隔てる壁の踏破」まではワクワクしたが、後半はありきたりな「世界を救う物語」に堕してしまった。
COMMENT
不満点のコメント量が多くなってしまったが、JRPG(良い意味でも悪い意味でも)の良作として、他人におすすめできるレベルではある。まだファミコンもない時代からPC向けにゲームを作成していたメーカーが、現在も第一線でゲームを作り続け、しかも懐かしいタイトルのナンバリング作品を、良作と言えるレベルで提供しているのは、オールドファンとしても嬉しい限り。