【PS4】アイドルマスター プラチナスターズ
発売元 | バンダイナムコエンターテインメント (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2016-07-28 |
価格 | 8856円(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象 セクシャル (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:アイドル育成ライブゲーム ■ プレイ人数:1人 |
- 総合ポイント
- 54
- (難易度)
- 1.50
- レビュー数
- 4
スコアチャート
GOOD!
新モデリングはとてもかわいいです。以前のモデリングに比べて髪がふんわりとし、表情の自然な感じが増しました。様々なゲームに3Dモデルのキャラクターはいますが、キャラモデリングの中でも1.2を争う出来ではないかと思います。サイリウムの制御はすごく、アイドルがバーストアピールをして、会場はそのアイドルのカラーに染まっていく様はすごいです。合宿所ではご飯を食べたり、庭先で談笑したりとアイドル達の日常部分を見ることができ、なごみます。
各アイドルの成長の物語はよくできていました。エクストリームライブまで上り詰め、トップアイドルになったときにはほろりとしてしまいました。
ライブの面では、2、OFAのBPMに合わせてただボタンを押す方式ではなく、音楽に合わせて流れてきたノーツをたたくという一般的なリズムゲームの形になりました。難易度も選ぶことができるようになったので、単調なリズムゲームからは解放されたかなと思います。また今作から実装されたメドレーライブは楽しいです。
DLライブの配信により、衣装、アクセが定期的に更新されるようになりました。最高難易度はしっかりアイドルを育成していないとクリアできない難易度になっており、歯ごたえがあります。
前作、あってもなくてもいいといわれたレッスンはちゃんと意味あるものになりました。数値でしっかりと成長が感じられる仕様になりました。
BAD/REQUEST
正直BADのほうが多いです。
まず営業ですがなぜあんな仕様にしたのでしょうか?アイドルマスターの営業といえば、営業先でアイドルにアドバイスをしてあげることによって、お仕事を成功させ、アイドル達との信頼と思い出を深めるというものですが、今作用意されている営業は「お金を稼ぐ営業3つ」と「ファンを稼ぐ営業3つ」だけです。各アイドルごとに名前は違えどLv1~LV3の違いがあるだけで内容は「コントローラーのジャイロセンサーを駆使して、サイコロの目をできるだけ大きくする」です。意味が分かりません。なぜサイコロの目が大きければ仕事が大成功し、小さければ失敗するのでしょうか。コミュもなく、ただサイコロを振るだけ・・・また、OFAからですが、テンションという概念がなく、タイムリミットもない今作では失敗しようと何のリスクもありません。正直やらなくてもいいレベルの存在になっているのはどうなんでしょうか?
またコミュの大幅な減少も納得いきません。無印やSPでは営業の先々で様々なコミュが発生し、それに対する選択肢も豊富に用意されており、ストーリーもしっかりしていましたが、今回のコミュはとってつけたような感じが強く、いまいち楽しめませんでした。伸び悩んでいるアイドル達をプロデュースしてあげてくれ!と社長に頼まれた数週間後、アイドル達はアリーナを埋め尽くすファンの前でオールスターライブを披露します。伸び悩んでいる・・・?
本作のメインであるライブにも欠点が多いです。まず曲が少ないのはいつものことですが、ライブパートに力を入れたというのであれば曲数をもう少し多くしてもよかったのではと思います。そして当然と言わんがごとく初日から新曲を1,800円。過去曲を1,200円で販売していますが、過去曲くらい入れておいてくれてもいいんじゃないでしょうか。選曲も前作、前々作の主題歌であるONLY MY NOTEやThe world is all one!!がない。シャイニーフェスタのユニット曲はあるのにMUSIC♪はない。全作DLC新曲だったキミ*チャンネルと99nightsはあるのにgood-byesはない。実質ソロ曲持ちなのはやよいと律子だけというなんとも言えないチョイスです。またコールが実装されましたが非常に鬱陶しいです。設定で限りなく小さくできますが、オールスターライブのプレンダリングムービーのコールは消すことができず不愉快です。これはオフにする機能が欲しかった。新要素のメドレーもオールスターライブでしかプレイすることができないだけでなく、2パターンしかありません。これはショックでした。オールスターライブの13人ライブもHappy!とザ・ライブ革命でSHOW!!の二曲だけ。OFAよりも少ないってなぜでしょうか・・・
そして最大の失敗である「Pドロップ」の実装。これはライブを行う際にランダムでもらえるファンからのプレゼントを一つ確定ドロップさせるというアイテムなのですが、使い切りの上一つ100円で販売しています。100円なら・・・と思うかもしれませんが、このアイテムを使ってもレアなアイテムが出るとは限りませんし、普通に衣装も被ったものが出てきます。なら使わなければ・・・と思ういますが、本作、使わないとなかなかプレゼントがもらえません。何度も何度も同じライブを繰り返しプレイすることになるのですが、曲数の少なさもあり後半かなり苦痛です。曲を増やすにはDLC・・・周回したくなければPドロップを購入・・・バンダイさんはソーシャルゲームで悪い癖をつけすぎです。これは定価8800円のフルプライスのゲームであって基本料無料の携帯ゲームではありません。いい加減にしていただきたい。
またプレイ時間水増しのための要素が点在しています。先ほどのプレゼント要素による衣装集めのための時間、思い出が上がりにくくなっており、それを上げるまでの時間、AランクからSランクになるのに必要なファンの数があり得ないくらい多い(100万人のファンが必要だが一度のライブで稼げるのは高難易度でも平均3000人ほど)です。やり込み要素とめんどくささをはき違えてはいませんか?
COMMENT
アイドルマスターは全作プレイしています。今作は初めてのPS4でのアイドルマスターということもあり、期待を込めて購入しましたが、ニコ生の時点からサイコロ営業やコールの存在など不安点が多数あり、見事それが的中・・・
アイドル達のモデリングはとてもよくなり、ぬるぬる動くダンスやふわっと動く髪、衣装の細かさ、表所の柔らかさなど正当進化しています。ですが楽しい!と思えたのは最初だけであとはひたすらファンを稼ぎ、衣装のドロップを待ち、ひたすら同じライブを繰り返すという作業でした。他に進化した点があるだけ本当に残念です。年々ひどくなっていく課金要素に
アイドルとともに悩み、レッスンに取材にオーディションにとスケジュールをうまく調整し、オーディションに受かって喜び、落ちて悲しみ、数々の苦難を乗り越えて自慢のアイドルをテレビに、ステージに送り出す。というアイドルマスターの原点ともいえるゲーム性はどこへ行ったのでしょうか。
アイドルマスター3をだすのであれば、もう少し無印やSPの厳しさをリスペクトしてほしいです。