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【PS3】テイルズ オブ ゼスティリア

発売元 バンダイナムコゲームスオフィシャルサイト
発売日 2015-01-22
価格 8716円(税込)
レーティング 【B】12才以上対象 セクシャル 暴力 言葉・その他 (CERO について)
ショップ/リンク Amazon
タギングトップ3
タイトル概要 ■ ジャンル:情熱が世界を照らすRPG
■ プレイ人数:1人(戦闘時のみ最大4人)



オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
4pt 3pt 5pt 4pt 4pt 4pt 4pt
総合点
80pt

GOOD!

 戦闘のバランス
・最近のテイルズというか馬場プロデューサーの担当作はみんなそうだが敵の情報を確認して
弱点を突いていく戦い方をする必要があるので新しい敵に出会う度に
戦い方を決める必要があり戦闘が作業になりにくい。
・連携してから術を放つと詠唱時間が短縮されるためステップ➡ステップ➡術➡術➡術といった感じで術の連発がやりやすい。

 音楽
レジェンディアはプレイしてないのでわからないが今まで遊んだこのシリーズの中で
歴代最高の出来だと思う。
特に四神殿とティアマット戦はもの凄く印象に残った。
文句があるとしたらオープニングテーマ
作風にあってない感じ。

 快適性
画面の切り替えにほとんどロード時間がかからずセーブポイント間でワープできるため
(お金はかかるが)ストレスが溜まらずに済む。

 システム
・同行者に話しかけることでサブイベントの発生状況が確認できること。
・イベントシーン中もセリフ送りができるため2周目で見たいとこだけ見て
サッサとスキップしたい場合に便利。
・周回引継ぎのためのポイントのグレードがアイテムの奉納で得られるため
グレードが金で買える。このおかげで経験値6倍、ノルミンダブル等の特典が楽に得られる。

 装備品のスキルシステム
初見の1周目ではまず活用できないだろうシステムだが充分に理解し活用すると
非常に強力で研究し甲斐のあるシステムであることがわかる。
しかも神依時には人間と天族のスキル両方が採用されるので反則的なスキル構成が可能。
(例セイム4エクシード、同じスキルを4個付けると発生、通常時の連携数プラス1、
これを二つ付けたキャラクター同士で神依すると神依時連携数プラス4になる。)
(もう一つの例エルム9属性デス、同じ属性を横に9個付けると発生、
その属性のダメージが20%の確率でダメージ4倍になる、
これを付けたキャラクター同士で神依すると36%の確率でダメージ4倍、4%の確率で
ダメージ16倍というとんでもないことになる。

BAD/REQUEST

 キャラクターの離脱
ストーリーと戦闘システムとキャラクターデザインの都合で離脱してしまうキャラがいるが
過去作にあったなりきり服でのフォローが欲しかったと思う。
スレイより使ってて面白いキャラだと思うので。(というかスレイが使ってて面白くない。)

 戦闘
・神依を使わないと火力不足に陥ってしまい戦闘が長引く。
・更に言うと通常形態で戦うメリットがほぼない。
・特技➡奥義➡術➡特技という3すくみがあるが術を使う敵が大量に現れた時に
範囲の狭い特技で敵全員の詠唱を止めるのはほぼ不可能。
ステップからの広範囲の術で大勢の敵を巻き込んで詠唱妨害する方がはるかに現実的、
なのにグレイブガンド盆地の石碑に術を術で止めるのはおすすめしないとか書いてある。
・上の理由から3すくみが機能しておらず神依が万能になっている。
・常に神依してればいいわけだから攻撃力と術攻撃の平均でダメージを出す奥義と
術攻撃のみでダメージを出す術しか使えない神依主体のプレイにとって
攻撃力は全面的に死にステータスになってしまっている。

 ノルミンダブル
良いところで挙げた装備品のスキルシステムだが活用するにはこのノルミンダブルという
バトルアクトがないと効率よく目当てのスキルが集まらない。
なのに手に入れる方法が2周目のグレードショップで解禁するかDLCで課金するかの2択
のため課金しない場合は装備品のスキルシステムが活用できるのが2周目の終盤と
とてつもなく遅くなってしまう。スキップ機能は充実しているしグレードが金で買えるおかげで
クリア後にそこまで行くのに苦労はしないが基本的に課金プレイも周回プレイも嫌いな
自分にとってここだけは本気で気に入らなかった。

 戦闘時のカメラ
狭いところだとカメラが寄りすぎてしまい何も見えなくなってしまう。
一人プレイでは音と勘でカバーできるレベルだがマルチプレイの場合は地獄。
前作TOX、TOX2でもリンク中は片方が操作できなくなってしまう仕様が有り
スタッフはマルチプレイをする人たちのことは何も考えていないと思ってしまう。

COMMENT

一言でいうとコツさえつかんでしまえばすごく面白いゲーム。
合体という他所のシリーズに中々ないシステムでオリジナリティは高いと思うし、
攻撃力が死にステータスとわかってしまえば術攻ガン上げ術連発でサクサク進める。
良いところに書いた16倍ダメージで最高難易度の真ラスボスをレベル170くらいで
楽々倒したときは笑ってしまった。

ゲーム性以外のところで他の人に叩かれがちなアリーシャとロゼの問題があるが
恐らく神依のデザインも藤島氏が手掛けていると思うので別の人がデザインした
アリーシャが神依ができないのは仕方がないとは思う。(キャラデザに複数の人使ってる弊害)
キャラの離脱に関しては前作TOX2でドラクエ6の様なことを
していたためドラクエ7のキーファの様なことをしたのもここのスタッフらしいっちゃ
らしいといえる。(それが許せるかは人それぞれだが)
ロゼの暗殺者という設定と考え方はスカイリムというゲームの闇の一党クエストを
やったことがある自分としてはすんなり受け入れられた。

アリーシャとロゼの問題を許容できるか、如何にコツをつかめるかがこのゲームを
楽しむ分かれ目になると思うが自分はこのゲームは面白いと断じます。
ゲームを作るのはクリエイターの仕事だがその面白さを引き出すのは
他ならぬプレイヤーだと改めて感じさせてくれた思い出深い一作になったと思います。

   
プレイ時間:100時間以上(クリア済)
doenisさん  [2015-03-04 掲載]

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総合ポイント
39
(難易度)
2.32
レビュー数
44
スコアチャート テイルズ オブ ゼスティリアレビューチャート

2.3%
0-9
20.5%
10-19
13.6%
20-29
15.9%
30-39
6.8%
40-49
13.6%
50-59
15.9%
60-69
0%
70-79
9.1%
80-89
2.3%
90-100
【60点以上】
27.3%
【標準偏差】
23.64