ドラゴンズドグマ無印は未プレイでのレビューです。 ・アクション 非常に良く出来ています。 難しすぎず単純すぎず、もっさりすぎず速すぎず、派手すぎず地味すぎず。 操作のレスポンスが良く、キャラを動かしているだけで楽しいです。 ・キャラクリエイト 洋ゲーっぽさを残しつつも日本人好みの顔に仕上がります。 パーツ選択性ですが数は多目。目や眉に片目閉じや両目閉じなども。 武器防具も見た目に反映されます。 ファイター、メイジ、ストライダーなど職業ごとに固有スキルがあり、職業レベルを上げるともらえるポイントでスキルを好きに習得していく。 習得したスキルはR2にメイン武器スキルを3つ、L2にサブ武器スキルを3つ、そしてパッシブスキルを装備させることが出来ます。 後述のスクリーンショット機能やポーンシステムと相まってかなり熱中してしまう部分。 身長、体重、筋肉量などにより持てるアイテムの数などゲーム部分に関わってくるところをプラスに感じるかマイナスに感じるかは意見が分かれるところ。 ・ポーンシステム 主人公の仲間となるポーン(従者)を作成し、他プレイヤーと貸し借りが出来るシステム。 基本的には主人公と同じクリエイトパーツから作成し、同じように武器防具やスキルを装備させることが出来る。 更にポーン独自のものとして性格を設定する。この性格により遠距離で戦ったり回復を優先したりとある程度AIの方向性を決める。 主人公1人+ポーン1人+他プレイヤーのポーン2人の4人パーティーで冒険が出来るのも魅力の一つ。 協力プレイではなく、あくまで貸し借り。借りてきたポーンは性格に応じたAIで行動する。 基本的にはこの3つがゲームの肝となります。 あと個人的に良いと感じたのが ・スクリーンショット機能 いつでもメニュー画面から呼び出せます。本当にいつでもです。 呼び出すとゲームが一時停止するのですが、そこからただスクリーンショットを撮るだけではなく一時停止した状態でカメラをぐりぐり動かせます。 キャラクターのアクションを普段見ることの出来ない角度を見るもよし、格好いいアングルを模索するもよし、風景画を撮るもよしです。 ・黒呪島でのランダム要素 いわゆるハクスラというやつです。 敵や宝箱から謎のアイテムを入手し、鑑定するとランダム性能のアクセサリーや強力な武具が手に入ります。 本編ではこの謎のアイテムは出現せず、ダークアリズンで追加された黒呪島でのみ手に入ります。 NPCとパーティーを組みハクスラが出来るゲーム、というのが意外に貴重なのでここは是非とも次回作に受け継いで欲しいところ。
・オープンワールド…か? オープンワールドを謳ってはいますが、村1つ砦1つ街1つしか存在しません。 最初の村を散策していると「こんなに隅々まで動けるのか!」と感動しましたが、その後新しい村が出てくることはありませんでした…。 唯一存在する街も重要施設以外は「扉は固く閉ざされている」と表示されるだけでほとんど出入りが出来ません。 ダンジョンなどの配置密度はこんなものだと思いますが、いかんせん世界が狭いです。 シームレスであることにこだわらなくていいで今の2倍3倍は広さが欲しいところ。 ・NPCの台詞 道行くNPCに話しかけても「辛いご時世だよな…」とネガティブな一言を放つのみ。 ダークアリズンで全編日本語ボイスが追加されたのですが、色々な声でこの一言が収録されています。理解不能。 主人公とポーンのボイスも選べるのですが台詞パターンはどれも一緒。明らかにボイスチェンジャーで高低弄ったものが半分を占めます。 数は少ないけど各種個性を出す方向で良かったのではないでしょうか…。 ・ウォーリアー不遇 職業ウォーリアーはメイン武器:大剣のみを装備して戦う近接職です。 このウォーリアー、何故かL2にスキルを割り当てられない。スキルを駆使して戦うこのゲームでは致命的です。 R2にメイン武器スキル、L2にサブ武器スキルというルール上しかたのないことかなと思えますが 同じくメイン武器:大杖のみを装備して戦う魔法職ソーサラーはR2とL2にスキルを割り振ることが出来ます。 更に全体的に動きが遅く、スキル発動にも溜め時間があります。 かといって一撃の攻撃力は特段高くなく、射程範囲も広くなく、届かない進めないといった箇所まである始末。 完全版を出す際に何故仕様変更しなかったのでしょうか…。 ・ユーザーインターフェイスの悪さ アイテムメニューから装備品を確認出来るのに装備画面が別だったり、アイテム選択時に倉庫にあるアイテム全てを一覧表示したり、ゲーム開始までに挟むメニューが多かったり、ゲーム内からしか落とせないDLCとストアから落とせるDLCとがあったり… ・頭防具 頭防具を装備すると顔が全て隠れるデザインや髪型を隠して(丸坊主扱い?)にしてしまうものばかり。 しかし装備しないとステータスが低くなってしまう。せめて表示ON/OFF機能をつけるべき。 ・ストーリーとクエスト あってないようなものです。 NPCが上のような有様なので説明など皆無です。 唐突に出てきた敵を「誰こいつ? 何こいつ?」と思いながら倒すことが大半です。 クエストは「敵を○体倒せ」「アイテムを持ってきて」「どこどこまで連れて行って」しかありません。それが膨大な数あるだけです。 ・セーブデータの仕様 アカウント1つに対しセーブデータが1つしか作れません。 ポーンを貸し借りするシステム上しかたないのかもしれませんが、そのわりに取り返しのつかない要素が多い。 ・黒呪島の難易度 自分はそこまでいっていませんが、周回を重ねると理不尽な難易度になってしまうとのこと。
オンライン全盛である昨今にポーンシステムという強すぎないオンライン要素と オープンワールド全盛である昨今に自由すぎないオープンワールド要素を兼ね備えた適度なそれっぽいゲーム。 廉価完全版なので買うなら無印ではなくこちらを買いましょう。アップデート等で対応していないことに注意。 素材は文句なくいいものです。ポーンシステムもオリジナリティがありますしアクション戦闘も爽快です。 しかし細かいところで粗というか不満が目立つため手放しで賞賛できません。 (完全版発売日に完全版登場キャラのパーツや武具を有料DLCとして発売したり…そこは欲出さず完全版にきちんと入れとけよ、と。) のめりこもうとせず、一歩距離を置いてプレイすると値段分は楽しめると思います。
GOOD!
ドラゴンズドグマ無印は未プレイでのレビューです。
・アクション
非常に良く出来ています。
難しすぎず単純すぎず、もっさりすぎず速すぎず、派手すぎず地味すぎず。
操作のレスポンスが良く、キャラを動かしているだけで楽しいです。
・キャラクリエイト
洋ゲーっぽさを残しつつも日本人好みの顔に仕上がります。
パーツ選択性ですが数は多目。目や眉に片目閉じや両目閉じなども。
武器防具も見た目に反映されます。
ファイター、メイジ、ストライダーなど職業ごとに固有スキルがあり、職業レベルを上げるともらえるポイントでスキルを好きに習得していく。
習得したスキルはR2にメイン武器スキルを3つ、L2にサブ武器スキルを3つ、そしてパッシブスキルを装備させることが出来ます。
後述のスクリーンショット機能やポーンシステムと相まってかなり熱中してしまう部分。
身長、体重、筋肉量などにより持てるアイテムの数などゲーム部分に関わってくるところをプラスに感じるかマイナスに感じるかは意見が分かれるところ。
・ポーンシステム
主人公の仲間となるポーン(従者)を作成し、他プレイヤーと貸し借りが出来るシステム。
基本的には主人公と同じクリエイトパーツから作成し、同じように武器防具やスキルを装備させることが出来る。
更にポーン独自のものとして性格を設定する。この性格により遠距離で戦ったり回復を優先したりとある程度AIの方向性を決める。
主人公1人+ポーン1人+他プレイヤーのポーン2人の4人パーティーで冒険が出来るのも魅力の一つ。
協力プレイではなく、あくまで貸し借り。借りてきたポーンは性格に応じたAIで行動する。
基本的にはこの3つがゲームの肝となります。
あと個人的に良いと感じたのが
・スクリーンショット機能
いつでもメニュー画面から呼び出せます。本当にいつでもです。
呼び出すとゲームが一時停止するのですが、そこからただスクリーンショットを撮るだけではなく一時停止した状態でカメラをぐりぐり動かせます。
キャラクターのアクションを普段見ることの出来ない角度を見るもよし、格好いいアングルを模索するもよし、風景画を撮るもよしです。
・黒呪島でのランダム要素
いわゆるハクスラというやつです。
敵や宝箱から謎のアイテムを入手し、鑑定するとランダム性能のアクセサリーや強力な武具が手に入ります。
本編ではこの謎のアイテムは出現せず、ダークアリズンで追加された黒呪島でのみ手に入ります。
NPCとパーティーを組みハクスラが出来るゲーム、というのが意外に貴重なのでここは是非とも次回作に受け継いで欲しいところ。
BAD/REQUEST
・オープンワールド…か?
オープンワールドを謳ってはいますが、村1つ砦1つ街1つしか存在しません。
最初の村を散策していると「こんなに隅々まで動けるのか!」と感動しましたが、その後新しい村が出てくることはありませんでした…。
唯一存在する街も重要施設以外は「扉は固く閉ざされている」と表示されるだけでほとんど出入りが出来ません。
ダンジョンなどの配置密度はこんなものだと思いますが、いかんせん世界が狭いです。
シームレスであることにこだわらなくていいで今の2倍3倍は広さが欲しいところ。
・NPCの台詞
道行くNPCに話しかけても「辛いご時世だよな…」とネガティブな一言を放つのみ。
ダークアリズンで全編日本語ボイスが追加されたのですが、色々な声でこの一言が収録されています。理解不能。
主人公とポーンのボイスも選べるのですが台詞パターンはどれも一緒。明らかにボイスチェンジャーで高低弄ったものが半分を占めます。
数は少ないけど各種個性を出す方向で良かったのではないでしょうか…。
・ウォーリアー不遇
職業ウォーリアーはメイン武器:大剣のみを装備して戦う近接職です。
このウォーリアー、何故かL2にスキルを割り当てられない。スキルを駆使して戦うこのゲームでは致命的です。
R2にメイン武器スキル、L2にサブ武器スキルというルール上しかたのないことかなと思えますが
同じくメイン武器:大杖のみを装備して戦う魔法職ソーサラーはR2とL2にスキルを割り振ることが出来ます。
更に全体的に動きが遅く、スキル発動にも溜め時間があります。
かといって一撃の攻撃力は特段高くなく、射程範囲も広くなく、届かない進めないといった箇所まである始末。
完全版を出す際に何故仕様変更しなかったのでしょうか…。
・ユーザーインターフェイスの悪さ
アイテムメニューから装備品を確認出来るのに装備画面が別だったり、アイテム選択時に倉庫にあるアイテム全てを一覧表示したり、ゲーム開始までに挟むメニューが多かったり、ゲーム内からしか落とせないDLCとストアから落とせるDLCとがあったり…
・頭防具
頭防具を装備すると顔が全て隠れるデザインや髪型を隠して(丸坊主扱い?)にしてしまうものばかり。
しかし装備しないとステータスが低くなってしまう。せめて表示ON/OFF機能をつけるべき。
・ストーリーとクエスト
あってないようなものです。
NPCが上のような有様なので説明など皆無です。
唐突に出てきた敵を「誰こいつ? 何こいつ?」と思いながら倒すことが大半です。
クエストは「敵を○体倒せ」「アイテムを持ってきて」「どこどこまで連れて行って」しかありません。それが膨大な数あるだけです。
・セーブデータの仕様
アカウント1つに対しセーブデータが1つしか作れません。
ポーンを貸し借りするシステム上しかたないのかもしれませんが、そのわりに取り返しのつかない要素が多い。
・黒呪島の難易度
自分はそこまでいっていませんが、周回を重ねると理不尽な難易度になってしまうとのこと。
COMMENT
オンライン全盛である昨今にポーンシステムという強すぎないオンライン要素と
オープンワールド全盛である昨今に自由すぎないオープンワールド要素を兼ね備えた適度なそれっぽいゲーム。
廉価完全版なので買うなら無印ではなくこちらを買いましょう。アップデート等で対応していないことに注意。
素材は文句なくいいものです。ポーンシステムもオリジナリティがありますしアクション戦闘も爽快です。
しかし細かいところで粗というか不満が目立つため手放しで賞賛できません。
(完全版発売日に完全版登場キャラのパーツや武具を有料DLCとして発売したり…そこは欲出さず完全版にきちんと入れとけよ、と。)
のめりこもうとせず、一歩距離を置いてプレイすると値段分は楽しめると思います。