PlayStation mk2 :: PS4評価レビューサイト

GOOD!

5pt:グラフィック
そこに生きている空気感がある。最も良く感じたのはアメリカ行きの船内で、この時代の人たちはこうして海を渡ったのか、と思わずにはいられない臨場感。
空・気・感！がある！（大事なことなので強調しました）。
シリーズ通して歴史教科書より口やかましい説教がついにグラフィックスを満足させたかという印象です。

4pt:オリジナリティ
舞台はアメリカ、独立戦争。
高校で世界史を選択しなかった身分としては、正直知らない歴史です（ワシントンは知っています）。
当時、西部劇以外の部分はこうなっていたのかという、無知を補填してくれる世界感はやっぱり教育的で、ええ、膨大なテキストを読まされましたので、ホント、とてもタメになりました。

BAD/REQUEST

主人公のコナーは二十歳そこいらでどうして「もっさり酋長面」なのか。
現代主人公のデズモンドはどうしてまた整形してしまったのか。

という細かな、しかし誰もが突っ込む事柄以外に、VerUpで目立ったバグが解消されたうえで、

-1pt:テンプル、アサシン、両陣営がアメリカ独立で一致している筈なのにどうして敵対するの？　というシナリオの矛盾(この大局観に立つとテンプル騎士の方がより理性的で真っ当に見えてしまう)。

-1pt:シリーズ経験者でなければ説明不足なお約束ばかりじゃない？　てかそれを踏まえてチャプターが一本道に流れて、自由度が下がってる。

-1pt:武器セットが面倒くさい。
狩猟という新しい試みを加えたはいいけど、ショートカットは4つしか選べないし、R2押したら画面反転に1.5秒掛かって選びなおすというのは正直、面倒くさいから、もう狩猟とかいらね、と思ってしまう。

COMMENT

リッチ、間違いなく上等なゲーム、最高峰。
シリーズファンは「絶対」遊べ！

そのうえで語ろうじゃないかという点は確かに多い。
たとえば、やっぱ、「エッツィオ」の方が良かったよ、というような……。
なぜだ！
集大成に近いはずなのに不満が残る一貫性の欠如というのは。

ま、デズモンド駄目だわ、という感想に至りました。
アルタイル=寡黙。エッツィオ=色男。コナー=雄牛野郎。デズ=湿度100%。
もう降板しろ降板。

あとボリュームはあるので満足度4ptです(食欲は量でしょう？)。