□ストーリー 前作(ペルソナ3)は物語を通じて、目的がどこか抽象的だったのですが、今作は「連続殺人犯を追う(事件を解決する)」という一貫したハッキリとした目的があり、最後まで戦いの目的が具体的でわかりやすかったです。また、物語に推理の要素を取り入れた中で、伏線の張り方もうまくできているという印象を受けました。 物語の内容も、人の死やコンプレックスなど、暗い部分を見せながらも、それを乗り越えていく仲間達の姿、その中で深まっていく仲間達との絆が、王道ではありますが爽やかに描かれています。メインキャラクターではない街や学校の人々にもそれぞれ小さな物語があることも好印象でした。テーマカラーと同様、非常に明るい物語になっており、久しぶりに最後まで物語を楽しめたRPGでした。 □システム メガテン・ペルソナシリーズおなじみのペルソナ合体のおもしろさは今作も健在です。どのペルソナを作るか、どうやってスキルを継承させるか……やりこみだしたらキリがないほどです。 戦闘システムは前作のテンポの良さを受け継ぎつつ、前作での不満点だった「理不尽な死」が、「かばう」や「食いしばり」によって少し改善されています。また、仲間に直接指示が出せるようになったのもよかったと思います。それでもコントローラーをブン投げてしまう時はありますので、覚悟しておいてくださいw 日付を追いながらダンジョンをクリアしていくのですが、今作は前作とは異なり、原則的にはダンジョンへ向かうだけで1日を消費する(他のイベントを起こせない)ため、この日はダンジョンを探索するか、それとも別のことをするか、スケジュール管理がより難しくなり、作業感は減ったという印象を受けました。 □音楽 今作も音楽は非常に秀逸だと思います。前作の音楽が好きだった人は、間違いなく気に入るでしょう。ただ、ところどころシーンに合わない音楽があると感じたことと、やや同じ音楽の使い回しが多いこと、そしてやはり前作ほどのインパクトは受けなかったということで、4点とさせてもらいました。
□ストーリー やや「狙いすぎ」な演出が多いように感じました。イヤな言葉を使うと「オタク向け」でしょうか。アニメやゲーム特有の演出に耐性がない人は、抵抗があるかもしれません。 また、1つ1つのイベントが長く、しかもその中の行動や選択肢によっては大きく物語が分岐するところもあり、やり直すのにストレスを感じました。その選択肢も、正解を選ぶにはあまりに唐突で、ヒントが無かったように思えました。 □システム 1つのダンジョンをクリアすると、基本的にはその次のダンジョンが表れるまで戦闘はありません。その間隔が非常に長いときがありました。もう1つか2つ、ダンジョンを入れられる日程スペースがあったのでは……と思ってしまいました。 □グラフィック 前作からほとんど進歩はないように感じました。時折挿入されるアニメもあまりキレイとは言えず、効果的とは思えませんでした。
不満点はありますが、前作の反省点を生かしてよくまとめられた作品だと思います。特に、普段私はRPGのストーリーにはこだわらないタイプなのですが、今作のストーリーには非常に好感が持てました。かなりのボリュームのある作品ですが、2周目をやって、伏線をもう一度確認してみたいと思える出来でした。正直、ストーリーにはあまり期待していなかったので、イイ意味で期待を裏切られた感じですw 戦闘システムや合体システムは安定したおもしろさです。自分のこだわりを生かせるパーティー編成やペルソナを作り出すのは、RPG好きなら間違いなくハマれるでしょう。 よくも悪くも前作あってこその今作ですので、どうしても前作との比較が多くなってしまいました。ただ、ストーリー的には前作とのつながりはほとんどないため、前作をプレイしていない人にもオススメできます。ただ、前述しましたが演出への耐性には気をつけてください。前作をプレイして気に入った人には文句なくオススメできます。 ちなみにゲーム開始時に難易度選択があり、私はNORMALでプレイしましたが、メガテン・ペルソナシリーズの中ではかなり易しいと感じました。それでもシリーズ初プレイの人には慣れるまでやや難しいかな、と思いました。シリーズ経験者で自信がある人は、初回プレイからEXPERTを選んでもいいでしょう。
GOOD!
□ストーリー
前作(ペルソナ3)は物語を通じて、目的がどこか抽象的だったのですが、今作は「連続殺人犯を追う(事件を解決する)」という一貫したハッキリとした目的があり、最後まで戦いの目的が具体的でわかりやすかったです。また、物語に推理の要素を取り入れた中で、伏線の張り方もうまくできているという印象を受けました。
物語の内容も、人の死やコンプレックスなど、暗い部分を見せながらも、それを乗り越えていく仲間達の姿、その中で深まっていく仲間達との絆が、王道ではありますが爽やかに描かれています。メインキャラクターではない街や学校の人々にもそれぞれ小さな物語があることも好印象でした。テーマカラーと同様、非常に明るい物語になっており、久しぶりに最後まで物語を楽しめたRPGでした。
□システム
メガテン・ペルソナシリーズおなじみのペルソナ合体のおもしろさは今作も健在です。どのペルソナを作るか、どうやってスキルを継承させるか……やりこみだしたらキリがないほどです。
戦闘システムは前作のテンポの良さを受け継ぎつつ、前作での不満点だった「理不尽な死」が、「かばう」や「食いしばり」によって少し改善されています。また、仲間に直接指示が出せるようになったのもよかったと思います。それでもコントローラーをブン投げてしまう時はありますので、覚悟しておいてくださいw
日付を追いながらダンジョンをクリアしていくのですが、今作は前作とは異なり、原則的にはダンジョンへ向かうだけで1日を消費する(他のイベントを起こせない)ため、この日はダンジョンを探索するか、それとも別のことをするか、スケジュール管理がより難しくなり、作業感は減ったという印象を受けました。
□音楽
今作も音楽は非常に秀逸だと思います。前作の音楽が好きだった人は、間違いなく気に入るでしょう。ただ、ところどころシーンに合わない音楽があると感じたことと、やや同じ音楽の使い回しが多いこと、そしてやはり前作ほどのインパクトは受けなかったということで、4点とさせてもらいました。
BAD/REQUEST
□ストーリー
やや「狙いすぎ」な演出が多いように感じました。イヤな言葉を使うと「オタク向け」でしょうか。アニメやゲーム特有の演出に耐性がない人は、抵抗があるかもしれません。
また、1つ1つのイベントが長く、しかもその中の行動や選択肢によっては大きく物語が分岐するところもあり、やり直すのにストレスを感じました。その選択肢も、正解を選ぶにはあまりに唐突で、ヒントが無かったように思えました。
□システム
1つのダンジョンをクリアすると、基本的にはその次のダンジョンが表れるまで戦闘はありません。その間隔が非常に長いときがありました。もう1つか2つ、ダンジョンを入れられる日程スペースがあったのでは……と思ってしまいました。
□グラフィック
前作からほとんど進歩はないように感じました。時折挿入されるアニメもあまりキレイとは言えず、効果的とは思えませんでした。
COMMENT
不満点はありますが、前作の反省点を生かしてよくまとめられた作品だと思います。特に、普段私はRPGのストーリーにはこだわらないタイプなのですが、今作のストーリーには非常に好感が持てました。かなりのボリュームのある作品ですが、2周目をやって、伏線をもう一度確認してみたいと思える出来でした。正直、ストーリーにはあまり期待していなかったので、イイ意味で期待を裏切られた感じですw
戦闘システムや合体システムは安定したおもしろさです。自分のこだわりを生かせるパーティー編成やペルソナを作り出すのは、RPG好きなら間違いなくハマれるでしょう。
よくも悪くも前作あってこその今作ですので、どうしても前作との比較が多くなってしまいました。ただ、ストーリー的には前作とのつながりはほとんどないため、前作をプレイしていない人にもオススメできます。ただ、前述しましたが演出への耐性には気をつけてください。前作をプレイして気に入った人には文句なくオススメできます。
ちなみにゲーム開始時に難易度選択があり、私はNORMALでプレイしましたが、メガテン・ペルソナシリーズの中ではかなり易しいと感じました。それでもシリーズ初プレイの人には慣れるまでやや難しいかな、と思いました。シリーズ経験者で自信がある人は、初回プレイからEXPERTを選んでもいいでしょう。