◆クイックセーブとクイックロードが快適で使いやすい。 ◆攻略対象が増えた。美形キャラだけでなく少年からジジイまでと幅広い。 ◆スチル絵が基本的には美麗である。 ◆音楽が神秘的で美しい。 ◆キャラがメインキャラからサブ、雑魚までポリゴンで表示されている。 ◆選択肢がそれなりに多く、その都度キャラが反応してくれる。 ◆キャラクターのボイスを切り替える機能があること。 実はこのシリーズの中で、生理的に合わない声の方がいらっしゃるので、この機能は 本当に有り難かったです。 ◆大団円EDが有る為、報われないEDを迎えたキャラであってもそこで補完される。
◆声優をシャッフルしたり色々御苦労は見られていますが、キャラのバックボーンに前作 までのルーツを込め過ぎてると思います。 そろそろそこれらのキャラ設定に飽きてきました。 そしてキャラの動きや武器の選択で、同社の別ゲーム(特に無双)のキャラを思わせるような キャラが居て、デジャヴを抱きました。オリジナリティーを0にした理由はこれです。 ◆基本的に物語が平坦で、盛り上がりに欠けます。 新しいキャラを攻略する為の再度プレイ時に既読スキップ機能を使用するものの、 物語を進めるのが苦痛です。 前作3では既読部分も止めて読むことが多かった。それだけ読みたくなる部分が多かった という事ですが、残念ながら今回はそんなシーンは殆どなかった。 ◆攻略対象キャラのストーリーがかなり強引であり、力の入れ具合も散漫です。 どこで感情移入していいか分からないストーリーになっていたり、恐ろしいほど強引な 展開になっていたり、EDを見る限りこの相手を対象とする必要性がどの辺にあったのかが 不明…というキャラがいたり…。 数があればいいというものでもない。 メインとなる八人のストーリーですら、脚本の力の入れ具合に大きな差が出る。 これは如何なものかと思う…。 ◆あまり指摘するべきではないのかもしれないが、複数人で脚本をするのはいいとして、 キャラごとではなく場面ごとに担当しているであろう現実が、プレイヤーにもろバレする 時があります。脚本家の技量がテキストに表れてしまう為に、読んでいる方としては我に 返ってしまうのですよ。 キャラごとに担当するとかした方が無難だったかもしれないです。 小難しい単語を羅列する人がいる中で、そうじゃないタイプの人へと切り替わったり、 文体の雰囲気から「あれ、今変わった?」とおよその予測がついてしまう。 読書面で敏い人はこの辺の切り替わりの下手さ加減に引っ掛かりを覚えてしまい、快適な プレイは出来ないかもしれません。 ◆無駄に多い選択肢。良いところでも上げたものの諸刃の刃でもありました。 恋愛分岐に必要となる選択肢ではない部分で、キャラの好感度を上げるための選択肢が満載。 でも好感度なんぞは戦闘をこなせばバンバン上がるもの。 話の腰を折りすぎるくらいに入る選択肢の多さに、偶にうんざりしました。 ◆演出があまりにも古すぎる。 感動させたい場面の背景で決まり切ったように音楽が流れ出す。これがまた白ける。 90年代のTVドラマ並みの演出しか出来ないのかと…。 これが煩わしくなるくらい物語がヘボク感情移入出来ていないだけなのかも…。 ◆効果音とポリゴンの動きがあっておらず、雰囲気をぶち壊している。 複数の足音共に駆けつけてくる描写を音でしているのに、映像ではポリゴンが三体ゆっくり と歩いてくる…なんてありえない。 ◆主人公の表情パターンが少ない。 選択肢にあっていると思える表情が表示されていない時があって、プレイヤーの心境を ぶち壊すことがある。そういう心境でこの選択肢を選んでいるわけじゃないのにな…と思う 事がしばしばあります…。 本作で初めて、ヒロインの姿を表示し続ける事が煩わしくなりました。 ◆シナリオ後半で主人公が断髪するシーンがあるのですが、必要性が不明です。 元より髪を上げているので重みが薄いし、なんでそんな理由で切ってんの? と首を傾げる ざる得ません。髪=女の命って事で、決意の表れのつもりなのかもしれないけど、とても チープな気がしまた。 本当、携帯小説に感動する脳向けのイベントの一つと言っていいと思います。 それにアップしてる時の方が4の主人公らしくて可愛かった。 切っちゃうと髪の色が違うだけの1の主人公みたいです…。 ◆歌詞、楽曲共に悪くはないが、EDの歌がヘボ過ぎる。 いっその事、魅惑の声設定の遠夜の声の人に歌わせたら良かったのに。 ◆大団円EDといいながら、真の大団円とは言い難い展開になっている。 ◆恋愛ゲーの割に戦闘読み込みが遅い。数秒必要になる。 ◆折角の美麗CGの完成度がたった1枚の気色悪いCGで台無しに…。 しかもそれが攻略対象キャラの一人(黒雷)のEDCG。 許容できる人もいるかもしれないが私はだめでした。 何故EDがあんなヘボイCGでOKが出たのかが不明。 ◆攻略対象は多いくせに、サブを含めても声がある人とない人がいる。 しかもその基準が不公平且つ不明。特にイベントすらない対象キャラなのに有名声優が 起用されていたり、イベントがあるのに声が用意されていなかったり…。 前作(3)のように追加ディスクでも出すつもりなんだろうか…? これらの理由を元に、満足度には0を付けさせてもらいます。 やはり値段に中身が見合ってないですから
◆遥シリーズは1.2は触り程度で、3にかなり熱中しました。 3については全ソフトプレイ、クリアデータコンプ済みです。 その経験から良いところも悪いところも書かせて頂いてます。 ◆声優のシャッフルをするのであれば、歴代八葉ではなくて敵キャラも含めたシャッフルが 見たかった。それかそろそろ一新をお願いしたいですね。 というのも、中の人はもう本当にいい年で、声にまでそれが表れてるのに何時までも 若い外見のキャラを演じているのを見るのは、正直辛いんですよ…。 自分はこういう違和感を抱えたままではそこまでメロメロ出来ません。 声にまで年齢が出てきているのなら、無理に美形やら若い外見のキャラをその方に演じて 頂くのではなく、内面勝負のキャラでも作ってそちらに回して頂けるようにした方が 違和感がなかったと思います。 声優さんとは声の俳優さんです。恋愛ゲーであっても何も外見の良さだけが全てであるはず ないし、年相応のキャラをお願いしたってユーザーを魅了して下さるものだと思います。 ◆今回は物語を何度もやり直す意味が風早の2周目EDで明かされるわけですが、それでも腑に 落ちない点が多かったです。 3のようにしろとは言いませんが、普通のアドベンチャーゲーム並みに変わり映えしない シナリオを延々繰り返すだけの理由に足るものとは思えません。 同じシナリオを繰り返し読むのであれば、3のようにそうするだけの意識を持つ理由が、 最初に欲しかったです。 ◆本ソフトはで7000円近くするわけですが、正直ぼったくりの域に入っていると思います。 これは全体的な出来が散漫である点は言うに及ばず、肝心の物語が携帯小説に熱中する脳を 持つ人向けのチープさにあるからかもしれません。 それとも無印から十六夜までの3のシナリオが秀逸揃いな出来だっただけに、「遥シリーズ」と 銘打っているからといって期待しすぎた自分がいけないのか…。 とにかく値段の価値のあるソフトではなかったことが残念でなりません。 ◆色々書きましたが、決して嫌いなシリーズではないです。 それに初めてこのシリーズでおっさんやジジイキャラにも可能性として立ったようのなので、 次回作があるようであれば期待してみようと思います。 ◆総括すると「恋愛ゲー」としての括りで見ると…やっぱり微妙かなぁ…。 各キャラの声優さんFanとか、類稀なる妄想力で無茶で平坦なストーリーを補えないと、 このソフトで疑似恋愛を堪能することは出来ないと思います。
GOOD!
◆クイックセーブとクイックロードが快適で使いやすい。
◆攻略対象が増えた。美形キャラだけでなく少年からジジイまでと幅広い。
◆スチル絵が基本的には美麗である。
◆音楽が神秘的で美しい。
◆キャラがメインキャラからサブ、雑魚までポリゴンで表示されている。
◆選択肢がそれなりに多く、その都度キャラが反応してくれる。
◆キャラクターのボイスを切り替える機能があること。
実はこのシリーズの中で、生理的に合わない声の方がいらっしゃるので、この機能は
本当に有り難かったです。
◆大団円EDが有る為、報われないEDを迎えたキャラであってもそこで補完される。
BAD/REQUEST
◆声優をシャッフルしたり色々御苦労は見られていますが、キャラのバックボーンに前作
までのルーツを込め過ぎてると思います。
そろそろそこれらのキャラ設定に飽きてきました。
そしてキャラの動きや武器の選択で、同社の別ゲーム(特に無双)のキャラを思わせるような
キャラが居て、デジャヴを抱きました。オリジナリティーを0にした理由はこれです。
◆基本的に物語が平坦で、盛り上がりに欠けます。
新しいキャラを攻略する為の再度プレイ時に既読スキップ機能を使用するものの、
物語を進めるのが苦痛です。
前作3では既読部分も止めて読むことが多かった。それだけ読みたくなる部分が多かった
という事ですが、残念ながら今回はそんなシーンは殆どなかった。
◆攻略対象キャラのストーリーがかなり強引であり、力の入れ具合も散漫です。
どこで感情移入していいか分からないストーリーになっていたり、恐ろしいほど強引な
展開になっていたり、EDを見る限りこの相手を対象とする必要性がどの辺にあったのかが
不明…というキャラがいたり…。
数があればいいというものでもない。
メインとなる八人のストーリーですら、脚本の力の入れ具合に大きな差が出る。
これは如何なものかと思う…。
◆あまり指摘するべきではないのかもしれないが、複数人で脚本をするのはいいとして、
キャラごとではなく場面ごとに担当しているであろう現実が、プレイヤーにもろバレする
時があります。脚本家の技量がテキストに表れてしまう為に、読んでいる方としては我に
返ってしまうのですよ。
キャラごとに担当するとかした方が無難だったかもしれないです。
小難しい単語を羅列する人がいる中で、そうじゃないタイプの人へと切り替わったり、
文体の雰囲気から「あれ、今変わった?」とおよその予測がついてしまう。
読書面で敏い人はこの辺の切り替わりの下手さ加減に引っ掛かりを覚えてしまい、快適な
プレイは出来ないかもしれません。
◆無駄に多い選択肢。良いところでも上げたものの諸刃の刃でもありました。
恋愛分岐に必要となる選択肢ではない部分で、キャラの好感度を上げるための選択肢が満載。
でも好感度なんぞは戦闘をこなせばバンバン上がるもの。
話の腰を折りすぎるくらいに入る選択肢の多さに、偶にうんざりしました。
◆演出があまりにも古すぎる。
感動させたい場面の背景で決まり切ったように音楽が流れ出す。これがまた白ける。
90年代のTVドラマ並みの演出しか出来ないのかと…。
これが煩わしくなるくらい物語がヘボク感情移入出来ていないだけなのかも…。
◆効果音とポリゴンの動きがあっておらず、雰囲気をぶち壊している。
複数の足音共に駆けつけてくる描写を音でしているのに、映像ではポリゴンが三体ゆっくり
と歩いてくる…なんてありえない。
◆主人公の表情パターンが少ない。
選択肢にあっていると思える表情が表示されていない時があって、プレイヤーの心境を
ぶち壊すことがある。そういう心境でこの選択肢を選んでいるわけじゃないのにな…と思う
事がしばしばあります…。
本作で初めて、ヒロインの姿を表示し続ける事が煩わしくなりました。
◆シナリオ後半で主人公が断髪するシーンがあるのですが、必要性が不明です。
元より髪を上げているので重みが薄いし、なんでそんな理由で切ってんの? と首を傾げる
ざる得ません。髪=女の命って事で、決意の表れのつもりなのかもしれないけど、とても
チープな気がしまた。
本当、携帯小説に感動する脳向けのイベントの一つと言っていいと思います。
それにアップしてる時の方が4の主人公らしくて可愛かった。
切っちゃうと髪の色が違うだけの1の主人公みたいです…。
◆歌詞、楽曲共に悪くはないが、EDの歌がヘボ過ぎる。
いっその事、魅惑の声設定の遠夜の声の人に歌わせたら良かったのに。
◆大団円EDといいながら、真の大団円とは言い難い展開になっている。
◆恋愛ゲーの割に戦闘読み込みが遅い。数秒必要になる。
◆折角の美麗CGの完成度がたった1枚の気色悪いCGで台無しに…。
しかもそれが攻略対象キャラの一人(黒雷)のEDCG。
許容できる人もいるかもしれないが私はだめでした。
何故EDがあんなヘボイCGでOKが出たのかが不明。
◆攻略対象は多いくせに、サブを含めても声がある人とない人がいる。
しかもその基準が不公平且つ不明。特にイベントすらない対象キャラなのに有名声優が
起用されていたり、イベントがあるのに声が用意されていなかったり…。
前作(3)のように追加ディスクでも出すつもりなんだろうか…?
これらの理由を元に、満足度には0を付けさせてもらいます。
やはり値段に中身が見合ってないですから
COMMENT
◆遥シリーズは1.2は触り程度で、3にかなり熱中しました。
3については全ソフトプレイ、クリアデータコンプ済みです。
その経験から良いところも悪いところも書かせて頂いてます。
◆声優のシャッフルをするのであれば、歴代八葉ではなくて敵キャラも含めたシャッフルが
見たかった。それかそろそろ一新をお願いしたいですね。
というのも、中の人はもう本当にいい年で、声にまでそれが表れてるのに何時までも
若い外見のキャラを演じているのを見るのは、正直辛いんですよ…。
自分はこういう違和感を抱えたままではそこまでメロメロ出来ません。
声にまで年齢が出てきているのなら、無理に美形やら若い外見のキャラをその方に演じて
頂くのではなく、内面勝負のキャラでも作ってそちらに回して頂けるようにした方が
違和感がなかったと思います。
声優さんとは声の俳優さんです。恋愛ゲーであっても何も外見の良さだけが全てであるはず
ないし、年相応のキャラをお願いしたってユーザーを魅了して下さるものだと思います。
◆今回は物語を何度もやり直す意味が風早の2周目EDで明かされるわけですが、それでも腑に
落ちない点が多かったです。
3のようにしろとは言いませんが、普通のアドベンチャーゲーム並みに変わり映えしない
シナリオを延々繰り返すだけの理由に足るものとは思えません。
同じシナリオを繰り返し読むのであれば、3のようにそうするだけの意識を持つ理由が、
最初に欲しかったです。
◆本ソフトはで7000円近くするわけですが、正直ぼったくりの域に入っていると思います。
これは全体的な出来が散漫である点は言うに及ばず、肝心の物語が携帯小説に熱中する脳を
持つ人向けのチープさにあるからかもしれません。
それとも無印から十六夜までの3のシナリオが秀逸揃いな出来だっただけに、「遥シリーズ」と
銘打っているからといって期待しすぎた自分がいけないのか…。
とにかく値段の価値のあるソフトではなかったことが残念でなりません。
◆色々書きましたが、決して嫌いなシリーズではないです。
それに初めてこのシリーズでおっさんやジジイキャラにも可能性として立ったようのなので、
次回作があるようであれば期待してみようと思います。
◆総括すると「恋愛ゲー」としての括りで見ると…やっぱり微妙かなぁ…。
各キャラの声優さんFanとか、類稀なる妄想力で無茶で平坦なストーリーを補えないと、
このソフトで疑似恋愛を堪能することは出来ないと思います。