パッケージの裏面を読んだだけで、衝動買いしてしまいました。オリジナリティで5点をつけさせてもらったことからも、世界観等の設定が私のような嗜好の持ち主の心を捉えて離さない作品であることが伺えます。 具体的には、 1)主人公達の、冒険を行う動機付けがしっかりしているため、ストーリーの上でプレイヤーの期待を裏切らない。 2)魔神を「捕獲」だの「粉砕」だのと、<主人公達がなんか凄いことしてる>。しかもこの設定が必要不可欠であることもしっかりとストーリーで説明されているため不自然に感じない。 3)主人公達が固定されている分、フリーキャラに特性があって好き嫌いのある人、ない人双方が自由度の高いパーティ編成を楽しめる。 4)とかく世界設定が強固。しっかりと作りこまれた世界観はキャラのセリフや行動に矛盾点がなく、のめりこむと快感! 5)もうなんというか、声優の選択が神!←個人的にもほどがあるので黙殺していただいて構いません。 実際にプレイしてみると判るのですが、主人公達はいずれも歴戦のつわものぞろいです。彼らのバックストーリーだけでも一本ゲームが作れるほど練りこまれたパーソナリティは必見です。個人的に、「強い主人公」は大好物なのでニヤニヤしていましたが、敵は彼らですら苦戦するのも当然な<魔神>です。突如現れた異界に赴く動機もしっかりしていますし、序盤では「なんかコレ、伏線だよな」と思う部分もすべてストーリーで解明されていくのもクリエイターの愛と執念を感じさせます。二律背反的に、キャラクターの心の成長というものは微妙なのですが、心の動きに関してはそれなりにあるので、プレイヤーのキャラクターに注ぐ愛情が増えることはあっても減ることがないのも魅力でした。 グラフィック、サウンドは濃いです。私は好き嫌いがないので客観的に評価しにくいですが、かなり分かれるのではないでしょうか?清濁併せ呑む覚悟があるなら何の心配もないです。というかやればやるほどグラフィックやサウンドは好きになっていくでしょう。
主観ですが、でたらめに難しいです。私が過去にプレイしたゲームの中で最高の難易度でした。快適さに1点をつけた最大の要因はこの難度の高さです。 ブラック○トリクスなどにも使われるBPのようなもの(PP)があり、武器の強化などに使用できるので、なかなかのやりこみ要素だと思いましたが、本気で育て上げようと思うと絶対的に足りません。何週やっても足りません。どれだけ一人を強化しても、一人では戦えないシステムになっているので、やり方次第ではハマります。プレイヤーに、キャラを均等に育てる技術がないとハマる、というのは致命的だと思います。 システムは序盤に詳しく説明されているので親切だとは思うのですが、いかんせんフリーバトルがないので、かなりシビアです。圧倒的に強力なキャラクターを作成して一人で悪魔の行進を行いたい人はまずハマります。 そして、戦闘がひたすらに苦痛です。これはストレスがたまります。3DをONにしようものなら、最早コレはゲームではなく映画鑑賞です。1ステージに2時間かかります。しかも敵と攻撃方法が同じなら全く同じ3Dエフェクトです。ロードも長いときてますからたまりません。 OFFが基本というのは別に構わないのですが、敵が賢いです。射程に入るまでなかなか動かない敵がほとんどですが、敵はこちらに気づいているのか、ばんばんステータスアップや回復を行います。殺るときは一気に畳み掛けないといけません。かといってさっさと殺してしまうとやはりキャラの成長が偏り、ハマります。 ついでに、オーバーキルのシステムはもう電卓がないとやってられません。私は電卓を持っていないので紙とペンを持ってプレイしました。生まれてはじめての経験です。 ラスボス間近まできてようやく、私はこのゲームが「戦闘をしっかり考えて戦うタイプのゲームなのだ」と思えるようになって来ました。ボスの倒し方などが戦闘中にキャラに教えてもらえるので、もっとサクサク進めるゲームだと思っていたのは大間違いで、それがないと戦いにすらならないレベルの、難易度の高いゲームなのです。
良い点と悪い点で挙げさせていただいた項目を総評すると、それなりにじっくり腰をすえてやる覚悟と決意があるのなら、すばらしいゲームです。私はそれなりに短気なので、向いていませんでした。 やりこみ要素はあるのですが、できません。戦闘を一気に終わらせてしまうと、クリアも難しくなってきます。 つまるところ、難易度さえクリアできればかなりどっぷりのめりこむことのできるゲームです。
GOOD!
パッケージの裏面を読んだだけで、衝動買いしてしまいました。オリジナリティで5点をつけさせてもらったことからも、世界観等の設定が私のような嗜好の持ち主の心を捉えて離さない作品であることが伺えます。
具体的には、
1)主人公達の、冒険を行う動機付けがしっかりしているため、ストーリーの上でプレイヤーの期待を裏切らない。
2)魔神を「捕獲」だの「粉砕」だのと、<主人公達がなんか凄いことしてる>。しかもこの設定が必要不可欠であることもしっかりとストーリーで説明されているため不自然に感じない。
3)主人公達が固定されている分、フリーキャラに特性があって好き嫌いのある人、ない人双方が自由度の高いパーティ編成を楽しめる。
4)とかく世界設定が強固。しっかりと作りこまれた世界観はキャラのセリフや行動に矛盾点がなく、のめりこむと快感!
5)もうなんというか、声優の選択が神!←個人的にもほどがあるので黙殺していただいて構いません。
実際にプレイしてみると判るのですが、主人公達はいずれも歴戦のつわものぞろいです。彼らのバックストーリーだけでも一本ゲームが作れるほど練りこまれたパーソナリティは必見です。個人的に、「強い主人公」は大好物なのでニヤニヤしていましたが、敵は彼らですら苦戦するのも当然な<魔神>です。突如現れた異界に赴く動機もしっかりしていますし、序盤では「なんかコレ、伏線だよな」と思う部分もすべてストーリーで解明されていくのもクリエイターの愛と執念を感じさせます。二律背反的に、キャラクターの心の成長というものは微妙なのですが、心の動きに関してはそれなりにあるので、プレイヤーのキャラクターに注ぐ愛情が増えることはあっても減ることがないのも魅力でした。
グラフィック、サウンドは濃いです。私は好き嫌いがないので客観的に評価しにくいですが、かなり分かれるのではないでしょうか?清濁併せ呑む覚悟があるなら何の心配もないです。というかやればやるほどグラフィックやサウンドは好きになっていくでしょう。
BAD/REQUEST
主観ですが、でたらめに難しいです。私が過去にプレイしたゲームの中で最高の難易度でした。快適さに1点をつけた最大の要因はこの難度の高さです。
ブラック○トリクスなどにも使われるBPのようなもの(PP)があり、武器の強化などに使用できるので、なかなかのやりこみ要素だと思いましたが、本気で育て上げようと思うと絶対的に足りません。何週やっても足りません。どれだけ一人を強化しても、一人では戦えないシステムになっているので、やり方次第ではハマります。プレイヤーに、キャラを均等に育てる技術がないとハマる、というのは致命的だと思います。
システムは序盤に詳しく説明されているので親切だとは思うのですが、いかんせんフリーバトルがないので、かなりシビアです。圧倒的に強力なキャラクターを作成して一人で悪魔の行進を行いたい人はまずハマります。
そして、戦闘がひたすらに苦痛です。これはストレスがたまります。3DをONにしようものなら、最早コレはゲームではなく映画鑑賞です。1ステージに2時間かかります。しかも敵と攻撃方法が同じなら全く同じ3Dエフェクトです。ロードも長いときてますからたまりません。
OFFが基本というのは別に構わないのですが、敵が賢いです。射程に入るまでなかなか動かない敵がほとんどですが、敵はこちらに気づいているのか、ばんばんステータスアップや回復を行います。殺るときは一気に畳み掛けないといけません。かといってさっさと殺してしまうとやはりキャラの成長が偏り、ハマります。
ついでに、オーバーキルのシステムはもう電卓がないとやってられません。私は電卓を持っていないので紙とペンを持ってプレイしました。生まれてはじめての経験です。
ラスボス間近まできてようやく、私はこのゲームが「戦闘をしっかり考えて戦うタイプのゲームなのだ」と思えるようになって来ました。ボスの倒し方などが戦闘中にキャラに教えてもらえるので、もっとサクサク進めるゲームだと思っていたのは大間違いで、それがないと戦いにすらならないレベルの、難易度の高いゲームなのです。
COMMENT
良い点と悪い点で挙げさせていただいた項目を総評すると、それなりにじっくり腰をすえてやる覚悟と決意があるのなら、すばらしいゲームです。私はそれなりに短気なので、向いていませんでした。
やりこみ要素はあるのですが、できません。戦闘を一気に終わらせてしまうと、クリアも難しくなってきます。
つまるところ、難易度さえクリアできればかなりどっぷりのめりこむことのできるゲームです。