【PS2】涼宮ハルヒの戸惑 レビュー
発売元 | バンプレスト (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2008-01-31 |
価格 | 7140円(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:SOS団ゲーム製作アドベンチャー 【廉価版】 ■ 発売日:2008/12/04 ■ 価格:2,940円 大人気テレビアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」のアドベンチャーゲームが登場だ。物語は、おなじみのキョンの視点で進行され、登場キャラクターとの会話中に視線を動かすことが可能だ。状況によっては登場キャラクターとの「なかよし度」が変化するぞ。ゲームの内容は、SOS団のメンバーとともに、ハルヒが希望するゲームを製作するものとなっている。最初に、ハルヒが無計画で作成した作業表を提出してくるので、プレイヤーがゲームを製作しやすいように各担当者を変更していくことになる。作業を変更することにより、さまざまなイベントが発生するのだ。完成した作品は実際にプレイすることが可能だ。(転用元:GDEXより) |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 4pt | 3pt | 5pt | 4pt | 4pt | 3pt |
85pt
GOOD!
【オリジナリティー】
『ゲームを作る』という最近では少ないタイプの内容。
わざとバグを発生させたり、ファミコンのようなドット絵にさせたりなど
ある意味ゲームの枠を超えたゲームと思いました。
一回目で完全クリアができないのも、個人的には良かったです。
【グラフィックス】
とても綺麗だとおもいます。
このアニメ絵なら、あれが最高のグラフィックだと。
【サウンド】
悪くはないです。逆に言えば、サントラ化するほど良くもないです。
特に気になる要素はありませんでした。
声はキョン以外がフルボイスでした。
【熱中度】
久しぶりにはまったゲームです。
やりこみ要素が多数あるので、ガンガンやりました。
最初にクリアした後の、2回目からが重要になってくる感じなので
複数回やるのが必須ゲームです。
【満足感】
完全クリアは、かなり達成感もあると思います。
【快適さ】
セーブ&ロードは早いと思います。
ただセーブできる所が一か所なので、それが不便と感じる人もいると思います。
ですが私は、ゲームの内容上わざとこうしたのだと思ったので、悪いとは感じませんでした。
BAD/REQUEST
・キョンの声がかなり少ない。
・CGゲットする為の、イベントの起こし方が分かりにくい。
・完成したゲームの量が少ない。(ミニゲームの延長レベル)
・オープニングとエンディングが、アニメの使い回し。
・攻略情報が必須(これは賛否両論かも)
・完全クリアには時間がかかる(少し満足感に影響)
COMMENT
とても楽しめました。
ハルヒにせずオリジナルキャラを使えば、もっと万人にうけたかもしれません。
やりこんでなんぼ、作業してなんぼ、というゲーム内容なので、飽きっぽい人や作業が面倒な人はお勧めできません。
それが楽しめる人で、なおかつハルヒという作品が好きな人は、買ってもいいと思います。
PS3で出せば、完成したゲームのクオリティーがもっと良くなるのかもしれません。(容量的な意味で)
ちなみにいえば、私は攻略情報なしでは全クリできませんでした。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 3pt | 3pt | 3pt | 2pt | 3pt |
60pt
GOOD!
キャラゲーの割にはやりこみ要素が多かったり、システムがしっかりしているほうだと思う。
ゲームの中でゲームを制作するというストーリーはなかなか面白い。
グラフィックがキレイだった。タイトル画面から惹かれた。
BAD/REQUEST
作業を変更する際に現在の進捗状況を表示できないのが不便。
イベント発生条件のヒントがあるのだが、イマイチわかりづらい。それでも無いよりはマシだが。
登校や下校、帰宅後の会話などがだんだん邪魔になってくる。
COMMENT
普通こういったキャラゲーってシナリオを読んでいくだけの、アドベンチャーゲームが多いのだが、この作品はしっかりゲームしてる感がある。
逆に手軽にCGを見たいとか、DVD鑑賞感覚で購入すると大変な目にあう。
イベント数はかなり多いので、システムが気に入れば長時間やり込めると思う。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 5pt |
78pt
GOOD!
?アドベンチャーなんだけど、ほとんど「恋愛SLG」に近い感覚。
?ハルヒとかみくるとか鶴屋さんとかキャラクターが可愛くてマジで萌える。
?ハルヒ達が作ったゲームで遊べる。(特に好きなのは「SOS団クエスト(RPG)」)
?GOODバージョンやBADバージョン、バグ機能があり、同じゲームでも違ったプレイが楽しめる。
BAD/REQUEST
?難易度の5点は、RPGで「鶴屋さんとコンピ研部長の役が入れ替わる」のバグが発生した時。このバグが発生した時は、異常なまでに難しくなる。
というか、鶴屋さんの「めがっさビーム」連発ですぐ全滅させられ、ほぼクリア不可。
?改造コードなしでは、スケジュールを変えたりするのがツライ。
?苦労して作ったスケジュールをハルヒに勝手に変えられる事がある。(ハルヒは本当は好きなんだけど、これは許されない行為)
?よそ見システムが面倒。
COMMENT
全体的に良かったと思う。
ただ、ハルヒ達が作ったゲームで「SOS団クエスト」は、あれだけで終わらせるのは勿体ない!!
そんな気がするので、次回作はその「SOS団クエスト」を完全版にして、「涼宮ハルヒの冒険『SOS団クエスト(完全版)』(仮)」として発売して欲しい。
GOOD!
ゲームを作る。と言っても内容は1ヶ月のスケジュールの作業を書き換えながらゲーム要素とそのクオリィティ(星)を集めていくだけ物ですが、その星集めが非常に面白い。どこがどう面白いかは恐らく私程度の文章力では満足に表現する事が出来ないと思われます。これはやってみないと解らない面白さですので。
集められるゲーム要素とその星の数を計算してスケジュールを書き換えるのに必要なポイントと相談しながら書き換えて理想のゲームへと目指していく。
最後には完成したゲームを少しだけですが遊ぶ事が出来ます。今まで苦労して来た分この瞬間には嬉しさやら悲しさやら、いろんな感情かあふれ出ます。
完成予想パネルやよそ見システムがシステムにさらに花を添えています。完成予想パネル取得によるバグの可能性、何を誰にやらせればどんなパネルが取得されるのか、そしてそれをロスト(解除)させるにはどうすれば良いのか、試行錯誤の繰り返しの末に解決方法を見つけ出しより理想を目指していく。古いゲームですがテーマパークを思い出しました、この試行錯誤が非常に面白いです。
よそ見による場の空気やイベントへの影響、これは良いアイディアだと思います。このゲーム、場の空気によって手に入るスケジュール書き換えに必要なポイントに変化を与えるのでいかにキャラと仲良くなってより多くのポイントを手に入れるかが大切なので。作業中の場合もキャラを見て気にならせるか作業に集中して星を増やすか。場の空気は手に入る星の数にも影響を与えてしまうので、星の数とキャラとの好感度、それぞれを上手いバランスで増やして行く駆け引きの面白さも本作の大きな魅力です。
BAD/REQUEST
ゲームがクリアしないと手に入らない。作ったゲームはクリアするとギャラリーからいつでも遊ぶ事が出来るようになるのですが、これがクリアしないと追加されません。ゲーム自体考えないとクリア出来ませんし発生したバグによってはクリア不可能な程難しくなる事があります。そうなるとまた1ヶ月作り直しになるのでクリアせずともギャラリーに登録されても良かったのではないでしょうか。
オープニング、エンディングの歌が非常に微妙です。歌っている人の歌唱力が、その、残念でした。エンディングは曲自体は良かったので救いでしたがオープニングは言葉もありません。
オープニングやエンディングはゲームでも印象深い所なのでしっかりして欲しかったです。
COMMENT
これがハルヒでは無ければもっと注目されていたのではないでしょうか。斬新なゲーム性ながらしっかりとバランスも取れていて、この手の制作シミュレーションゲームが嫌いでなければ十分お勧め出来ると思います。
久しぶりに試行錯誤が面白いゲームと出会いました、本来キャラクターゲームと言うものはこうあるべきだと思います。原作を知らない人でもゲーム性で楽しませる、そして自然に原作への興味を持たせる、これこそがマルチメディア展開の理想の形ではないでしょうか。これからもこういったゲームが増えていく事を期待しています。