オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 1pt | 2pt |
69pt
GOOD!
ロゼ編をプレイしています。
【システム】
・とにかく一番に言えるのは親切設定!
次にどこに進めばいいのかが常に表示されるので、「詰まる」ことがほとんどありません。
・ダンジョン迷いがない
既に歩いた道は地図に更新されるので、迷う事がないです。
脱出アイテム(ドラクエのリレミト効果)が無限に利用できるので、いつでも外に出られます。
…一部イベントは除きますけど。
・錬金にはまる
本編そっちのけで、錬金が奥深くなっているので、楽しめます。
【キャラクター】
・男女問わず個性豊かな人たちがいろいろ出てきます。
BAD/REQUEST
上に書いたとおり親切設定なので、逆に至れり尽くせりが嫌いな人や、
ドMな方は向かないかもしれません。
【システム】
・錬金(アイテムを作る作業)に関しては過去のアトリエシリーズを未経験の方はキツイ。
新アイテム派生の説明がないため。
・ロード時間が長い。
【バトル】
・これが一番ネック!モンスターのHPが異様に高いです。
なので1つの戦闘に時間がかかります。
【キャラクター】
・女性キャラが同い年or幼いキャラが多いので、「お姉さん」が欲しい方は望めません。
・主人公がツッコミに回るので、うざいキャラ・かまってちゃんが結構多い。
COMMENT
今までのアトリエシリーズの感じが上手くでています。
初心者でもオススメの作りとなっています。
キャラボイスは出る所と出ない所もありますが、
まあ、満足のいく重量感となっています。
戦闘中もボイスあり。
※CEROは「A・全年齢」です。
これは個人的には悪い評価になるのかな……?
いわゆるエッチなシーンがほとんど無いです。
会話にそれらしき表現が一部あるのですが、
明確なグラフィック表現(イラストなど)はないです。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 4pt | 3pt | 3pt | 5pt | 2pt |
71pt
GOOD!
全体的に完成度が高く、非常に満足のいく作品でした。調合システムや戦闘システム、成長の仕方などは前作そのままという印象だったのでオリジナリティは3点とつけましたが、ガストのゲームにしか見られないという点から、「なんだ、またかよ」のという印象は受けません。
個人的にはアトリエシリーズの外伝という印象で遊んでいます。前作と同じくシナリオの視点がアトリエシリーズとは異なり、「学生」という立場を覗いており、学生生活がそのままストーリーの骨子になっているという点も他のゲームにはあまり見られず好みです。
何よりも特筆すべきは快適さだと思います。
まずゲームをプレイ中に腰を折られるロード時間がかなり短いです。これはマップ一つ一つが狭いことに起因するのかもしれませんが、操作キャラクターがスイスイ動ける、戦闘開始と終了後すぐに動ける、イベントが発生して勝手に動いているのがすぐにわかるというのは、昨今のロードが長く、多いゲームの中にあり快適にプレイできました。勿論ロードが長くても飽きないつくりになっているゲームもたくさんありますが、そういった重いストーリーで「タメ」が重要になってくるものよりも単発のギャグ、ほのぼのとした学園生活となっているので、ロード時間が短いのは非常にテンポよく話が進んだと思います。
また、戦闘も非常に快適でした。強力な全体魔法で一掃するのも可能でしたがそれだと雑魚戦は乱発できず、なれないうちは雑魚戦に多少苦労したものの、慣れていくうちに通常攻撃やスキルの効果的な使い方が判ってきて、サクサク敵を殺せますし、何より映像がド迫力、音楽も綺麗でした。個人的には行動順がタイムスフィアになったのは「いいな、コレ」と感じました。具体的に何がいい、ということはなかったのですが、カード方式だと何となく行動順が後ろに下がるのに違和感があったので。ああやってくるくる回転するものだと臨場感が増している気がします。見にくい、という意見があるようですが、特徴を覚えておけば不快に感じることもないですし。
快適さ、というと少し違うかもしれませんが、ダンジョンマップで「ちょっとまて」と思わせる宝箱がなかったのもよかったと思います。洞窟や城、ひどいものでは道端や家の中で宝箱を開けて、中から薬草や剣などが出てくるのは、経験則上ありえないと思っているので。その点このゲームは調合用の素材やせいぜい(おそらくは前もって先生が置いたか、不要になった先輩が不法投棄した)レシピ、アクセサリなので、いらっときた突っ込みをやらずにすみました。
ついで、キャラの個性です。私はアトリエシリーズから一貫して、ガストのゲームはキャラクターがとてもいい味を出している、と思っています。他の追随を許さないレベルに達していると言ってはばかりません。好き嫌いがあまりないので無個性の主人公も大好きではありますが、ロゼにせよウルリカにせよ特長的なキャラで、眉目秀麗なだけでなんのとりえもない主人公(勿論こういう主人公にも良い点はある。自分を投影できるとか)などとは比べ物にならないくらい感情移入できました。ユーザーに「このゲームの中で彼らのクラスメイトになりたい」と思わせた作品は少ないと思います。選択肢や行動を自分らしくするようなゲームは、「こういう自分になりたい」などの理想が混じるものですが、キャラの個性がしっかりしていると、「このキャラならこういう行動をとるだろう」という客観的な行動になると思います。これは後の展開が操作しやすいですし(一部例外、罠あり)、勿論「このキャラは普段からはこういう印象を受けるけれど、実はこういった行動も取れるんだ」という理想を入れることもできる、ある意味では無個性よりも自由度が高いといえます。
結論として、ちょっとしたところがいちいちツボに入ったという点を考慮に入れても、非常に満足度が高い作品でした。
BAD/REQUEST
GOOD!の項目で書いたことですが、特にストーリーに関しては、賛否が分かれるのが納得できてしまいます。明るすぎるんですね。個人的には学園生活だし、重苦しいストーリーにしてもなあ、と思うのですが、RPGですから。放置しておけば世界が滅ぶとか、あってもよかったかもしれません。まあグンナルを放置しておけば学園は崩壊する気もします。
個人的な不満点になりますと、やはり「2」と銘打っている割には前作との絡みが少なかったですね。ゼップルのパーソナリティがよくわかるようになった、グンナルの無茶苦茶に磨きがかかった、など、絡んでいる部分は「はははっは」と笑えるのですが、シリーズ最大の謎(パメラ)にはまるで触れていません(問題発言)し。もっとも、前作のヒロインキャラの一人ですから仕方ないといえばそれまでです。「前作でヴェインとくっついてどこかへ旅立った」という二次製作をしているユーザーがいたらと思うと怖くて触れられないと思いますし、何より前作をやっているユーザーしか相手にしないなんてことはあってはならないので。
また、リクエストとして、キャラに歌わせて欲しいなあ、と。はっきり言ってロゼ見たいな奴は私の通った学校では不良扱いになりますよ。悪く言えば無気力、意欲がないですから。そういう意味では序盤で担任にボコボコにされたかわいそうな二名のほうが意欲的だったと思いますが、ロゼみたいなのが音楽の時間、合唱をどう切り抜けるのか…興味が尽きません(偉く限定的ですが)。
それと、教師の陰謀イベントが欲しかったですね。錬金術の学科をつぶしたいと考える理事長がいたのは心躍りましたが、まさか我欲を棄てて男に走るとは…(アレも我欲か?)。なんだか勝手に自滅して終わり〜感がして物足りなさを感じました。それに、根本的には解決してないんです。来年には潰れてしまうかも知れませんし。今通っている学生はいいかもしれませんが、母校そのものや後輩のことをまるで考えないのはどうかと。視点が生徒メインなのが原因かもしれません。学校全体を見ていればこの教師は生徒の味方、この教師は理事長側、といった利害関係が見えてきたと思います。
同様に、組織図というか、人間関係が単純すぎました。学園ほのぼの、というだけに派閥もなく、部活は大学のゼミみたいなのしかなく。サブイベントはほぼお遣いとちょいと退治。折角の錬金術ですから、我欲におぼれて欲しかったです(一部金髪ご主人様は鼻血だすまで我欲に突っ走ってましたが、まあ例外だと思います)。
COMMENT
非常に楽しくプレイできました。一年くらいしたらまた初めからやっても楽しめる作品だと思います。なかなか他では見られないアクの強いキャラクターと、軽くてどことなく懐かしさを感じる学園生活。貴重な体験をした、という意識はまだないでしょうが、彼らのこれからの人生に大きく関わった一年であったことは想像に難くありません。そういう、作中では語られなかった彼らの人生を想像(妄想)するのが大好きなので、「限定された期間」を描いた作品は大好物です。
購入に至ったのは、まあ、その、仕事場に商品として出されていたので。色々あったんですよ。売り上げとか。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 3pt | 4pt | 3pt | 4pt | 1pt |
68pt
GOOD!
ロゼ編のみプレイ済みです。ちなみに前作もプレイ済みです。
【オリジナリティー】
前作とほとんどやってることが変わらないので3点にしましたが、調合システム、戦闘システム、どれをとっても他のゲームに無いものなので、オリジナリティーは高いと思います。
【グラフィック】
戦闘グラフィックは迫力あって見ごたえがありました。
【熱中度】
状況に応じて前衛と控えを入れ替えるサポート機能が面白いですし、キャラの能力の個性がはっきりしているので、戦略練るのが楽しくて戦闘は相変わらず飽きません。アイテム集めや調合もそれなりに楽しめました。
【満足度】
ロゼ編だけで約40時間、それに加えてウルリカ編とエクストラがあるので、かなり長く遊べるであろう点は○です。
ストーリーは殆どギャグばかりですが、これはこれで楽しめました。
グンナルとトニを教師にしたのは、設定としては面白いと思いました。
【快適さ】
武器、防具などもアトリエ内で作成できるのと、アイテムの採取場所が図鑑で確認できるようになったので、調合がやりやすくなりました。
グロウブックでAPを振り込む際、自動で振り込むこともできるようになったのは、個人的には時間の節約になったので良かったです。(前作はこれでかなりの時間を使うことになったので)
前作では夜のモンスターが驚異的に強くなっていましたが、それがなくなったので助かりました。
セーブポイントでキャンプができるようになったので、時間調節がしやすくなりました。
BAD/REQUEST
【サウンド】
基本的には良い曲が多いですが、前作ほど良くはない気がします。特にアトリエ内の曲がサンバ調(?)なのは個人的にどうかと思ってしまいました。
【熱中度】
調合できるアイテムが多すぎるので、あまりぶっ続けでやると飽きるかもしれません。
【満足感】
ストーリーが前作に比べるとどうしても盛り上がらないです。せめて各章のイベントと本編のストーリーをもう少しからませた方がよかったのではと思います。本編のストーリーはイベント終了後にちょこっとやるだけなので印象に残りません。あとシリアス要素がないのも残念です。
キャラの個性が強くても魅力がなくなった気がします。役どころが似通っているせいでしょうか。(女キャラは基本的に幼稚で周りを振り回すタイプが多く、男キャラは逆に大人びていて周りに振り回されてばかりいる)
前作のキャラをもう少し出してほしかったです。ていうかパメラはいないとおかしいでしょう。
【快適さ】
改善された部分が多いですが、やらなくていい変更点もいくつかあります。
戦闘の行動順の表示がカードからスフィアに変わったことによって、非常に見づらくなりました。何のタイム型のスキルかパッと見で分かりませんし、髪の色が同じキャラだと見分けがつきません。
採取の際、余計なミニゲームが強制的に入っていますが、面倒なのでいりません。
【難易度】
グロウブック完成率50%位でクリアできてしまったので、簡単と言わざるおえません。
【その他】
「バーストモード」→「ユナイトモード」など名称をわざわざ変える意味が分かりません。まぎらわしいだけです。
ゼップルってこんなに情けないキャラでしたっけ?
本当にどうでもいいことですが、学校内の内装が廃校寸前だったのに赤絨毯というのはどうかと思ってしまいました。
クリア後の特典の声優のコメントがなくなったのが残念です。キャラ演じている時の声と地声のギャップが面白かったのに…。
COMMENT
悪い点を結構多く書いてしまいましたが、それでもそこら辺のRPGよりよっぽど面白いと思います。ウルリカ編もいずれは必ずやる予定です。
けれど、どうせなら製作期間をもう1、2年かけてでも、1を超える完成度の高い作品にしてほしかったです。(特にストーリー)
GOOD!
前作プレイ済み。それ以前のアトリエシリーズも大半はプレイしてます。
●オリジナリティー
シリーズの歴史が長いだけにあまり目立った要素はありませんが、前作から正当進化を遂げたのは間違い無いです。協力調合の仕様とか戦闘システムとかが特に。
●グラフィックス
必殺技や協力技を手軽に出すことが出来て戦闘がスピーディー且つ派手になった。
●サウンド
BGMに関しては特に不満は無し。ストーリーの進行によってBGMが変化するなど飽きさせない配慮があるのも良い。
●快適さ
武器防具を作るためにアトリエとアタノール室を行き来する必要も無くなったし、ショップもある程度まとまったし、移動も施設内の部屋一つ一つに一気に飛べるし、ロードもせいぜい2〜3秒程度に。前作で不満があった部分はほぼ解消されたと言っていい。
○ストーリー
シリーズ初のW主人公ですが2人のストーリーが完全に別物。普通はW主人公といってもストーリー自体ほとんど同じで一時期別行動になる程度だと思うんですが、このゲームでは最初から別々で尚且つ限りなく敵対関係に近い感じです。
学校行事などで一部共通のイベントもありますが、どちらの主人公から始めても2週目を新鮮な気持ちでプレイできるでしょう。
あと、ストーリー、サブストーリー共に全編コメディー路線まっしぐら。前作の終盤の超絶鬱展開の反動でしょうか。まぁ、暗い話になるよりかは良いですけど。
○成長システム
前作のグロウブックと基本は同じですが成長ルートみたいなのが無くなり、対応するアイテムを作ればすぐに成長させることが出来ます。前作より成長の自由度は上がったし何より一画面表示になって見やすくなった。ポイント自動割り振り機能があるので手間が掛からないのも良い。
●熱中度
全体的にストレスを感じることがほとんど無いため、気が付くと2〜3時間プレイしてたりします。
BAD/REQUEST
●グラフィックス
戦闘が派手になったとGOOD欄で書きましたがそれ以外の部分がほとんど進化してない。ダンジョンは相変わらず視点変更不可、敵シンボルは何故か全てスライム、雑魚敵はほとんど前作からの使い回しなど。雑魚敵に関しては5年前のイリスのアトリエから延々使い回していて、今作では実に9割くらいが過去作からの使い回しである。
●快適さ
これといって不満は無いのだが、変更、追加された部分で改良の余地があると感じた部分がちらほら。すごく小さな事なんでマイナス評価にする気はありませんが・・・。
○キャラの優劣
魔法系のキャラの強さが異常。終盤では物理系キャラの存在意義ほとんど無し、せいぜい盾役かアイテム係。
例を挙げると、男主人公の固有スキル(物理敵単体)でダメージ1200程度、女主人公の汎用スキル(魔法敵全体)でダメージ1500程度、汎用スキルはアクセサリを変更すれば付け替えれるので敵の弱点を突けばさらにダメージアップ、消費SPは大差が無いどころかむしろ男の方が多め、SPの最大量は当然魔法系キャラのほうが多い。と、単純にこれくらい差があります。
その上1回分の消費SPで2回魔法を発動できるキャラもいるのでなおさら物理系キャラの存在意義が薄くなっています。
○キャラの設定
最後まで素性が明らかにならないキャラが2人ほどいます。意味深なセリフや思わせぶりなシーンが多かったのに何の説明もなしは酷いと思います。キャラ別エンディングも見ましたがやっぱり説明何も無し。
COMMENT
◆総評・感想など◆
まずプレイしていてほとんどストレスを感じることが無かったというのが素晴らしい。プレイヤーの視点で前作の反省点をしっかり修正してきた開発者の姿勢に感心。満足感は4点とさせて頂きます。
ストーリーが全体的にコメディータッチなのは人を選ぶところがあるかもしれませんが自分は大変楽しませてもらいました。
難易度が低いのでやりがいを求めるプレイヤーには合わないかもしれませんが、一風変わったRPGをやりたいという人にオススメします。