【PS2】ティル・ナ・ノーグ 〜悠久の仁〜
発売元 | システムソフト・アルファー (オフィシャルサイト) |
---|---|
発売日 | 2009-04-29 |
価格 | 7140円(税込) |
レーティング | 【A】全年齢対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:ジェネレーティングRPG ■ プレイ人数:1人 |
- 総合ポイント
- 51
- (難易度)
- 3.00
- レビュー数
- 1
スコアチャート
GOOD!
自分だけの理想のパーティを想像し、それを育成する面白さ。
キャラクターの背景等は全てプレイヤーの想像の中にあります。
昔ながらのオーソドックスなゲームですが、
バランスの取れたパーティ編成に頭を悩ませ、
5人分の装備をやりくりし、レアアイテムを目指して
延々と冒険を続ける一連の流れはやはり色褪せない面白さです。
基本的なゲームの流れと方向性。
シナリオを楽しむタイプのRPGでは無いので、
育成やクエスト、未発見の町やダンジョンの探索、
マップ埋めをこなしていくだけで延々とプレイできます。
それ故に、オールドファン向けの方向性なので好みは別れますが、
ハマると抜け出せなくなる魅力はあると思います(…あるような気がしないでもない)
仲間の種類が豊富です。
種族、職業もあり、魔物さえも仲間になります。
武器が変わると固有グラフィックも変化する、よくわからないこだわり。
そして女性キャラが多いのもポイントです。
(この手のゲームって、ゴツいオッサンや爺さんしかいないと思ってたので…)
BAD/REQUEST
ゲームバランスが悪いです。
星をみるひとをプレイした時のような苛立ち…?
ウィザードリィでさえ順を追って難しくなるのに、
本作では、スタート地点でレベル6のパーティが全滅するほどの強敵が出現したり、
だいぶ離れた地点でも、レベル1のパーティで勝てる敵が出現したりです。
命中率も敵、味方とも低く、30%くらいでしょうか。
なんだか緊張感を通り越して、イライラしてきました!
…いや、もしやこれはオリジナリティ…?
(星をみるひととは違って確実に逃げる事はできるので、
それほど問題ではありません)
ロードが頻発します。
読み込みの長さは3〜6秒くらいです。
これは珍しくない事ですが、とにかく頻繁なんですよね…
街中でも読み込み、戦闘でも読み込み。
最初のプレイヤー登録画面でも、何度も読み込み…
挙げ句、ステータスメニューでもロード画面へ移行…
セーブの時間も結構長いんです。
この程度のグラフィックで、どうしてこんなに読み込むんですか。
戦闘でのAIの微妙な行動と、簡易されすぎてよくわからない戦闘画面。
このゲームの陣形は単なる初期配置で、それ以上の意味を持ちません。
そして基本的にオート戦闘なんですが、命令をきかない…
戦士が後ろでウロウロしている時に、
魔術師が最前線で武器を振り回してる事も多々あります。
敵と仲間が重なるのも勘弁してほしいです。
仲間は使い捨て感覚…
基本的に仲間が頻繁に死にます(自分が下手なだけかもしれませんが…)
ほとんどの仲間のHPは、主人公の半分程度しかありません。
死んだ仲間は生き返らせる事はできないので、それまでになります。
(ただ、次から次へと仲間になるので、それほど悪い所ではありませんし、
むしろ緊張感という点で、人によっては良い所にいくかもしれません)
COMMENT
プレイして1時間ほどで、ルナティックドーンを思い出したのですが、
正直あれは「自由」ではなく「ほったらかし」に近かった駄作でした。
それなら、このティル・ナ・ノーグも駄作なのかと考えがよぎりましたが、
さらに進めると、基本的な部分はドラゴンクエスト1〜2、
自由度で言えばロマンシングサガ1に近いかなと考えを改めました。
ただ、やはり20年前のゲームを基盤に作られています。
最近のRPGを基準に置いている人には色々な面で厳しいし、
スーパーファミコンからRPGを始めたって人もやめた方が無難です。
ファミコンやPCゲームなど、当時のゲームに多い理不尽なゲームバランス、
無機質な世界観、それに対する想像力(妄想力)が必要になるゲームです。
ウィザードリィ系のRPGが好きな人ならハマるかもしれません。
某ゲーム雑誌に古き悪きゲームと評価されています。
でも古き良きゲームなんて、
勝ち組メジャータイトルくらいにしか当てはまらないと思います。
言わせれば昔のRPGのほとんどは古き悪きゲームで、
マニア向けと言う事なのでしょう(コラ)
システムが改善されて、グラフィックにもう少し華やかさを加えれば、
ジルオールみたいになった…かな(発想が逆)
なんだか悪い所が多くなりましたが、満足度と熱中度は3です。
快適さの面でかなり足を引っ張りますが、個人的には好きなゲームです。