【PS2】ペルソナ4 レビュー
発売元 | アトラス (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2008-07-10 |
価格 | 7329円(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon / オリジナル・サウンドトラック |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:RPG ■ プレイ人数:1人 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 3pt | 5pt | 4pt | 5pt | 4pt | 2pt |
88pt
GOOD!
オリジナリティー…推理風学園モノADVとRPGを融合するという発想そのものが新しい。
また、コミュシステムによりその2つのパートが密接に結びついているのも良い。
自動イベントで仲間が覚醒というパターンは珍しくないが、主人公自らが行動を起こし、コミュを築く事により初めて仲間が強くなる、というパターンは珍しいかも知れない。
グラフィクス…アニメーションはものすごく手がこんでいるわけではないが、雪子姫のところとか、インパクトの強いものが多い。
サウンド…良い意味でRPGっぽくないサウンド。つまり大作にありがちなクラシカルで壮大な音楽は少なく、日常でよく聞くPOPSのような雰囲気で、今作の明るい高校生活という世界観に非常にマッチしている。
熱中度…ペルソナ合体では、ほどんどのスキルを自由に継承できるので、やりこみ度はかなり高い。2週目に備えてお気に入りのペルソナを最強にする…ということも可能
満足感…とあるキャラのセリフ「それが青春!」という言葉が、このゲームを象徴している。
林間学校をはじめとする、学校行事のイベントにはかなり、笑わせてもらったし、
真Endのお別れシーンでは、「仲間」っていいなあと、心から思えた。
このゲーム、コミュシステムの影響もさることながら変に目立ちすぎるキャラがいない分メインキャラの仲がすごく良く感じるんだよなあ。
快適さ…総攻撃システムも含め、戦闘のテンポは、かなりよい。
BAD/REQUEST
グラフィクス…黄色が基調なので目が疲れやすい。
快適さ…細かいロードがちょくちょくある。
熱中度…ADVパートは切り離せないので、有無をいわずバトルをたくさんしたい、という人には向かないかな。
これくらいかな。
COMMENT
ポケモンのジャンルは「ポケモン」だ、という評価を聞いた事があるが、これは、「Persona」というジャンルのゲームだと思う。それくらい、トータルで見た時のオリジナリティに溢れているゲームだと思う。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 2pt | 5pt | 3pt | 3pt | 3pt | 2pt |
64pt
GOOD!
音楽:ボイス入りのBGMがあってゲームしてなくても頭の中で回ってたくらい。
ラストの方で流れる戦闘曲のアレンジもよかった。
BAD/REQUEST
快適さ:アドベンチャーパート?部分で頻繁にマップ移動するんですがちょっとロードが長いかな。
グラフィック:イベントシーンでたまにアニメが挿入されるんだけどアニメでのキャラがゲーム内グラフィックと違いすぎて違和感ありまくり(アニメなくてもいいくらい)
熱中度:ダンジョンが階層による雰囲気の違いやギミック等がなく単調(ランダム生成だからこんなもんか)
シナリオ:ミステリーっぽい殺人事件+少年探偵団的な感じで飽きはしないのですが、これといった犯行の動機も無く締めはお粗末な感じ。
COMMENT
自分の感想は正直なところ→恋愛アドベンチャー(+おまけダンジョン)
純粋にRPGしたい!って人には向かないと思います(前作に耐性あるならOKですが)。
このシリーズ含めてメガテンって硬派でマニアックなイメージがありましたが違う意味でマニアックになってる(自分は前作ペルソナ3未プレイ)。
変なファンが増えそうなくらい「恋愛アドベンチャー」です。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 4pt | 2pt | 2pt | 2pt | 0pt |
47pt
GOOD!
音楽がヴォーカルが入っててすごくかっこいい。
戦闘はなかなか面白い。
キャラも悪くない。
それくらい。
BAD/REQUEST
一番は難易度低すぎ!ハードでもかなり低い。メガテン3くらいが丁度いい。
依頼がメンドイ。
マーガレットコミュつまらない。
全体的に微妙。
COMMENT
悪くはないけどなんかいまいちな作品でした。
やっぱりメガテン3を越える作品を作るのは難しいですかねー。
GOOD!
【前作未プレイでのレビュー】
●戦闘システム
敵が総ダウンしたときの総攻撃が爽快!雑魚戦がこれのおかけで
スピーディに進む。もちろんこちらもダウンしたらピンチになる
ので緊張感もある。GUARDや1moreなど戦術面も奥深い。また仲間
のコミュランクによって、追撃などの行動が発生するので、
仲間との連帯感を感じられる秀逸なシステム
●学園生活とミステリー
学校生活における代表的な行事(合宿・文化祭・修学旅行など)が
有り、イベントが爆笑物で面白い。行事以外にも部活やバイトで
出会った人とのコミュを深めることができるのもいい。そして
途中途中で事件が発生し、シリアスな部分でも盛り上がる。特に
終盤は二転三転する展開で、目が離せなかった。ペルソナ合体も
熱中して、最後まで全く飽きなかった。よって「熱中度」は5点。
上記の点も考慮して、「オリジナリティ」も5点でしょう
●サウンド
OP曲がスタイリッシュな印象で良い。戦闘BGMは明るいポップな
印象でノリノリ。街BGMも耳に残る。そしてEDver曲は、ラスト
にふさわしいジーンとくる曲だった。ボイスも結構入っていて
戦闘中ボイスは個性的。よって「サウンド」は5点!
●グラフィックス
戦闘時のカットイン等の演出がカッコいい。OPムービーはセンス
の良さを感じる。イベントムービーも綺麗でしたね。普段のは
それほどではないが、丁寧な動きで雰囲気が出ていた。よって
「グラフィックス」は4点です
●親切な設計
街マップ移動が簡単、ダンジョン再突入時に最新階から行ける、
扉の向こうにボスがいることを知らせてくれる等の親切設計。
ただセーブやロードはやや長いかな。よって「快適さ」は3点で
上記に加えて、総プレイ時間約90時間と圧倒的ボリュームに、
爽やかなエンディングで、「満足感」も文句なしの5点です
BAD/REQUEST
●難易度が高め
後半になると雑魚でも弱点属性が無かったり、奇襲された場合瀕死
になることがある。後半のボスはタフで長期戦になることが多い。
また自力での全コミュのランクMAX達成は、至難の業でしょう…。
「難易度」は3点以上は確実。ただし攻略情報を活用すれば楽しめる
●敵シャドウの感知能力
死角が無い上にLv差が大きいほど感知能力が高いため、強い雑魚ほど
奇襲を受けやすい。強い雑魚に当たるときにこそ先制したいのに、
それがなかなか出来ないので歯痒い。敵との距離感も判りづらいし
●ペナルティカードの効果
シャッフルタイムでペナルティカードを引いた場合、その戦闘での
全ての戦利品がパアになるのはやりすぎだろ。しかも後半になるに
つれて、シャッフルのスピードがどんどん速くなるし…
後しいて言えば、最後の仲間のコミュをランクMAXするには条件面や
日数的に厳しい。もっと早い時期に仲間加入+条件緩和されてれば…
COMMENT
最初の1時間は、戦闘もなく現代田舎が舞台で地味な作品だなと
感じたが、それは間違いだった。インパクトが強い最初の戦闘!
明るくポップなBGM!事件発生と救出!新たな出会いとコミュ!
そして仲間との親密イベント!プレイしていて本当に楽しかった。
さすが海外レビューサイトで絶賛されてるだけありますね。
PS2のRPGで最後の傑作作品と評してもいいかも。
この作品は単純な「悪を滅ぼす」物語ではなく、「自分自身や現実
と向き合う大切さ」と「一年間を仲間と共にどう過ごすか」という
テーマを持った奥深い物語だと思う。特に仲間キャラがみな個性的
でいい奴ばかりなので、最後の別れがとても印象的だった。多少
人を選ぶとこはあるけど、自信を持ってオススメします!!
…レビューを書いていたら無性に2週目プレイがしたくなった(笑