【PS2】メルティブラッド アクトレスアゲイン
発売元 | エコールソフトウェア (オフィシャルサイト) |
---|---|
発売日 | 2009-08-20 |
価格 | 6090円(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:対戦格闘 ■ 初回限定版:8,190円 |
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発売元 | エコールソフトウェア (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2009-08-20 |
価格 | 6090円(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:対戦格闘 ■ 初回限定版:8,190円 |
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GOOD!
【オリジナリティ】
アーケードの移植になりますが、新キャラの追加や家庭版の調整、歴代シリーズのボスキャラと戦える「ボスラッシュ」など、家庭版ならではの配慮が見受けられます。
家庭用調整が気に入らないなら、オプションでアーケード仕様にすることも可能。
ゲーセンのバランスをそのままに家で練習したい人も安心です。
【グラフィックス】
普通です。アーケード移植として考えると、劣化もしておらずそのままの状態です。
一部の技のエフェクトも汚いままですが、やはりこのゲームは技の演出が綺麗ですね。
今作から立ち絵が露骨にアニメ塗りになり、陰影や色彩がかなり強調されているのですが、個人的にはオリジナリティを強める意味でありかと思います。
【サウンド】
BGMは名曲が揃ってます。既存の曲もアレンジが加わっており、熱い曲はとことん熱くなってます。
反面「これ本当に格ゲーの曲?」と思うくらい落ち付きのあるものもあり、守備範囲が広いなあと思いました。
フルボイスで、台詞の数も凄まじいです。
5点をつけないのは、悪い点で。
【熱中度】
「クレセントムーン」「ハーフムーン」「フルムーン」の3つのスタイルがあり、同じキャラでもスタイル毎に性能が異なるという、制作側からすると面倒極まりないシステムなので、新キャラ1人でも3つのお楽しみ要素があります。
また、前述した「ボスラッシュ」の難易度が非常に高く、やり応えがあります。
というか、初見では勝てる気がしません。あまりの理不尽さに笑ってしまいます。
【満足感】
アルカナハート2の劣化移植もあり、演出が強化された今回の移植は心配する面もありましたが、何の問題もありませんでした。
アーケードにもなかった新ボイスやボスラッシュなど、結構頑張ってくれたようで満足しています。
【快適さ】
トレーニングモードで、相手の動きをかなり細かく指定できるようになりました。
「立ち状態で」「A攻撃をする」
「屈み状態で」「攻撃を全て回避する」
など、複数の条件を入力して設定できます。攻撃するタイミングもゲージで表示されるので、攻撃をシールドで受け流すことで発動する「ラストアーク」が狙いやすくなりました。
トレーニングモード以外だと、アーケードのシナリオやBGMを鑑賞できるモードがあります。
ロードの長さも気にならず、快適です。
【難易度】
前述しましたが、ボスラッシュの難易度が凄まじいことになっています。
セコいことをすればクリアできますが、正攻法だとかなり苦労するかと。
BAD/REQUEST
【オリジナリティ】
新キャラの発想がネタ切れですね。
他作品の「両儀式」はまだいいとして、既存キャラのタッグである「琥珀&メカヒスイ」「ネコアルク&メカヒスイ」、挙句コスチュームを変えた既存キャラの「制服秋葉」。
TYPE-MOONといえば反転系と言わんばかりに「姫アルク」。
ここまで同キャラ系統でしつこく攻めるゲームも珍しいと思います。
技は全てオリジナル要素が入っているものの、もう完全にネタが切れている印象を受けてしまい、今後が心配です。
【グラフィックス】
お互いが離れると画面がズームアウトする機能ですが、どうしてもドットが少し荒くなります。
処理の軽減との問題から妥協せざるを得ないのでしょうが……。
【サウンド】
これも容量の問題から仕方ないでしょうが、ボイスがかなり曇ってます。
【熱中度】
バグなのか仕様なのか、ある程度進めるとおまけ要素が全て解禁されてしまいます。
これじゃやる気もあまり起きないのですが……。
【満足感】
キャラ贔屓が激しすぎます。新キャラに制服版を出す時点で相当露骨だと思いますが。
ボスラッシュも1戦目のキャラは会話すらないくせに、ラスト2戦は同じキャラの上に会話もかなり長いです。
……ネタバレになるのでキャラ名は控えますけど、キャラゲーとしてここまで差をつけるのは正直いかがなものかと思います。
会話の顔グラの枚数も、20枚のキャラがいる反面1枚しかないキャラもいます。
また、姫アルクのドットや技のモーションがほとんどアルクの使い回しです。
もうちょっと頑張ってほしかったですね。
【快適さ】
特に悪い点はありません。
【難易度】
バグがあるので、ボスラッシュも簡単にクリアできます。
ただ、まともに遊ぼうとすれば難易度は結構高いです。
COMMENT
満足感で悪い点が露呈しましたが、個人的に買ってよかったと思っています。
着地硬直が増え、暴れもやシールドのリスクが増え、以前より考えなしの行動が取りにくくなっています。
格ゲーとしても進化したように思います。
相変わらずファン向け全開のシナリオなので、新参者は「月姫」「MELTY BLOOD(初代PC版)」は最低限やらないと話についていけないかと。
3つのスタイルがちょっと取っ付きにくいかもしれないですが、格ゲーとしてはコンボも簡単でプレイヤースキルの差が付きにくいので、初心者にもお勧めです。