トゥームレイダーは前作まですべてプレイ済みです。採点箇所ごとにレビューしていきます。 3点の箇所は、良い所と悪い所をそれぞれGOOD欄、BAD欄に記述していきます。 ○オリジナリティ…3点 ・前々作のレジェンドから新エンジンになり、操作方法やシステムなどはレジェンドから大きな変更はありませんが、他にこういった、広大な遺跡を冒険するアドベンチャーゲームはほとんど見られないと思うので、及第点の3点です。 ○グラフィックス…3点 ・PS2のソフトの中では高水準な部類だと思います。
×オリジナリティ…3点 ・GOOD欄の記述を悪く解釈した場合の話ですが、新エンジンになったモノの、進化がほとんど見られないという印象を与えられます。ただ、同じシステムで新しいステージをプレイ出来るようになっただけ、という気もしました。 ×グラフィックス…3点 ・映像美に関しては文句も無い所ですが、処理落ちによって、キャラの進む速さに処理が追い付かず、大部屋に辿り着いた時にテクスチャが全く貼られていない、謎の空間の様な感じに見える場合があります。少し待てばゲームの進行に影響はありませんが、気にする人は気になるかもしれませんね。 ×サウンド…2点 ・似たようなオーケストラ調の曲ばかりなのと、効果音が一部微弱すぎます。探索(アドベンチャー)ゲームならではの『足音』などはほぼ聞こえないと言ってもいいでしょう。銃声や仕掛けの作動音、敵の声などははっきり聞こえる分、音量の調整もしっかりしてほしかった所です。 ×熱中度・満足感…1点 ・コレはレジェンドから思い始めた事ですが、道筋が単調になりすぎています。つまり『自由度が無い』という事です。レジェンドからは難易度を下げ、万人受けするように制作したとの事ですが、それでトゥームレイダー1〜5までの独特の、広く自由度の高いダンジョンが減って熱中しがたくなってしまっては本末転倒です。 ・そしてゲームのボリュームが少なすぎます。トレジャー(シークレットやリワードの様な、いわゆる隠しアイテム)を特に探そうとしなくても1周クリア時に8割ほど手に入ってました(従来と違い、結構道上に置いてあったりします)し、クリアまでに要した時間はおそらく8時間ほどだったと思います。10時間弱あればフルコンプリート出来てしまうのではないでしょうか。 ・ゲームオーバー時の演出があまりにあっさりしている所があります。針の山に落ちたりすると、刺さる演出も無く、刺さる直前でロード画面→足場からやり直しといった運びになり、一瞬「え?」と思わされます。他にも、凹凸のある坂道を歩いていると明らかに宙に浮いて歩いていたりなど、要は『作り込みの雑さが顕著』という事です。 ×快適さ…0点 ・コレは酷いです。操作性でいえば、走ろうとスティックを倒しても、走り出すまでに0.5秒ほどかかります。それに加え、ぶら下がり移動の際の操作性の悪さです。例えば左に行きたい時に左にスティックを倒しても微動だにしない事が多々あります。つまりは左だと認識される範囲が極めて狭いのでしょう。なのでカメラを真後ろに持ってこようとしても、ぶら下がりの際にカメラワークが固定される事も多く、どちらの方向にスティックを倒せばいいかも分からなくなりますし、飛び移りたい時も、行きたい方向にスティックを倒すとキャラが体を傾けたり顔をそっちに向けたりするのですが、前述の固定カメラワークにより、とても引いた視点になり、非常にわかりにくく、あらぬ方向にジャンプしてゲームオーバーという事もあります。レジェンドやアニバーサリーの時はそんな事無かったので、操作性の改悪を疑わざるを得ません。 ・バグによりいきなりワープして妙な死に方をしてゲームオーバーという事もあります。一概に書ききれないほど、細かいバグらしき現象は多発しました。
今まで全作購入していたので、今作もプレイしましたが、歴代のトゥームレイダーで一番残念な出来だったと思いました。レジェンドから新しい試みを試したのは良い事かも知れませんが、万人受けを狙いすぎ、トゥーム1〜5まで積み上げてきた『良かった所』を忘れて作っているような、ネームバリューだけで売っているような印象を受けました。 次回作があるのであれば、ユーザーが求めているモノ、そしてちゃんと操作性の見直しやバグチェックをし、世に出して欲しいと思います。
GOOD!
トゥームレイダーは前作まですべてプレイ済みです。採点箇所ごとにレビューしていきます。
3点の箇所は、良い所と悪い所をそれぞれGOOD欄、BAD欄に記述していきます。
○オリジナリティ…3点
・前々作のレジェンドから新エンジンになり、操作方法やシステムなどはレジェンドから大きな変更はありませんが、他にこういった、広大な遺跡を冒険するアドベンチャーゲームはほとんど見られないと思うので、及第点の3点です。
○グラフィックス…3点
・PS2のソフトの中では高水準な部類だと思います。
BAD/REQUEST
×オリジナリティ…3点
・GOOD欄の記述を悪く解釈した場合の話ですが、新エンジンになったモノの、進化がほとんど見られないという印象を与えられます。ただ、同じシステムで新しいステージをプレイ出来るようになっただけ、という気もしました。
×グラフィックス…3点
・映像美に関しては文句も無い所ですが、処理落ちによって、キャラの進む速さに処理が追い付かず、大部屋に辿り着いた時にテクスチャが全く貼られていない、謎の空間の様な感じに見える場合があります。少し待てばゲームの進行に影響はありませんが、気にする人は気になるかもしれませんね。
×サウンド…2点
・似たようなオーケストラ調の曲ばかりなのと、効果音が一部微弱すぎます。探索(アドベンチャー)ゲームならではの『足音』などはほぼ聞こえないと言ってもいいでしょう。銃声や仕掛けの作動音、敵の声などははっきり聞こえる分、音量の調整もしっかりしてほしかった所です。
×熱中度・満足感…1点
・コレはレジェンドから思い始めた事ですが、道筋が単調になりすぎています。つまり『自由度が無い』という事です。レジェンドからは難易度を下げ、万人受けするように制作したとの事ですが、それでトゥームレイダー1〜5までの独特の、広く自由度の高いダンジョンが減って熱中しがたくなってしまっては本末転倒です。
・そしてゲームのボリュームが少なすぎます。トレジャー(シークレットやリワードの様な、いわゆる隠しアイテム)を特に探そうとしなくても1周クリア時に8割ほど手に入ってました(従来と違い、結構道上に置いてあったりします)し、クリアまでに要した時間はおそらく8時間ほどだったと思います。10時間弱あればフルコンプリート出来てしまうのではないでしょうか。
・ゲームオーバー時の演出があまりにあっさりしている所があります。針の山に落ちたりすると、刺さる演出も無く、刺さる直前でロード画面→足場からやり直しといった運びになり、一瞬「え?」と思わされます。他にも、凹凸のある坂道を歩いていると明らかに宙に浮いて歩いていたりなど、要は『作り込みの雑さが顕著』という事です。
×快適さ…0点
・コレは酷いです。操作性でいえば、走ろうとスティックを倒しても、走り出すまでに0.5秒ほどかかります。それに加え、ぶら下がり移動の際の操作性の悪さです。例えば左に行きたい時に左にスティックを倒しても微動だにしない事が多々あります。つまりは左だと認識される範囲が極めて狭いのでしょう。なのでカメラを真後ろに持ってこようとしても、ぶら下がりの際にカメラワークが固定される事も多く、どちらの方向にスティックを倒せばいいかも分からなくなりますし、飛び移りたい時も、行きたい方向にスティックを倒すとキャラが体を傾けたり顔をそっちに向けたりするのですが、前述の固定カメラワークにより、とても引いた視点になり、非常にわかりにくく、あらぬ方向にジャンプしてゲームオーバーという事もあります。レジェンドやアニバーサリーの時はそんな事無かったので、操作性の改悪を疑わざるを得ません。
・バグによりいきなりワープして妙な死に方をしてゲームオーバーという事もあります。一概に書ききれないほど、細かいバグらしき現象は多発しました。
COMMENT
今まで全作購入していたので、今作もプレイしましたが、歴代のトゥームレイダーで一番残念な出来だったと思いました。レジェンドから新しい試みを試したのは良い事かも知れませんが、万人受けを狙いすぎ、トゥーム1〜5まで積み上げてきた『良かった所』を忘れて作っているような、ネームバリューだけで売っているような印象を受けました。
次回作があるのであれば、ユーザーが求めているモノ、そしてちゃんと操作性の見直しやバグチェックをし、世に出して欲しいと思います。