・熱中度 難易度の高い戦闘やミッションは少なく、ストーリーイベントはさくさく進んでいくので苛立ちが無い。 寄り道してお金を稼いだり、何もしていない市民に因縁をつけたり、麻雀やバッティングセンターで遊んでアイテムをゲットしたりするのも楽しい。 無線で次々に来る指令(無視できる)や職務質問で犯人を逮捕すると功績が増えてそれをお金に替えられる。 ただし悪いことをすると始末書が増えて、それを減らすにはボタン連打のミニゲームをやらなくてはならない。 そのバランスを考えながら進めるのがなかなか楽しい。 ゲームの中心にあるのが「俺法」システム。 戦闘やアイテムで気力を溜めると使えるのだが、犯罪者を無力化した際に、その処遇を自分で決められるのだ。 1、罰金 見逃す代わりに1円から100万円までルーレットで決める。 1円なら始末書は一枚だが、大金を取ってしまうと一気に30枚以上貯まることがある。 2、無罪 金ではなくアイテムで見逃す。いいものも悪いものもランダム。始末書が増える。 3、豚箱 逮捕したあと自分で取り調べを行うことになる。 会話で懐柔した後、ミニゲームで成功すると功績が普段より多く貯まる。 主人公キャラクターが犯罪を憎みつつも善人ではないようなはみ出し者の刑事なので、このシステムがはまる。 捕まえる前後の犯人の言葉もかなりふざけていて笑える。 たとえば喧嘩している二人組を止めろという指令では 「お前んち天井低いんじゃゴラ!」「お前んちこそ階段狭いんじゃ!」と喧嘩しており 止めようとすると「お前に天井の低い辛さがわかるか!」と殴りかかってくる。 ストーリーは意外にもかなりまじめ。 密入国、銃の売買、日本ヤクザと海外マフィアの暗闘などに加えて、 警察内部の野心、保身、杓子行儀な規範、それらを無視して激しく熱くときに優しく動く主人公が、 この手の物語の王道まっしぐらで心地よい。 あと特筆すべきなのはマップが本物そっくりなこと。地理も見た目も「あ、これあそこだ」と判るレベル。
・グラフィック ちょっとビックリするぐらいグラフィックが悪い。人物や車はPS1レベルのポリゴン。 背景のビルは遠景は綺麗だが近づくとやはり汚い。 音声ありのムービーシーンでもそのグラフィックのままなので萎える。 グラ重視のファミ通で低得点なのもむべなるかな。 ・全体的なもっさり感 広い広い街中を移動している途中にマップ切り替えのロードが無いのは偉いが、建物に出入りするたびに5秒程度のロードがある。 大地図やステータス画面を開くときにも1,2秒かかる。 走り出すとスピードが乗るまで時間がかかる上にすぐ息切れする。(レベルが上がると改善されるが) 車もバイクも足が遅い上にステアリングが悪い。スピードはそんなに出てないのに曲がりきれず事故死したり人を轢いて始末書が爆発的に増えたりする。
はっきり言うと、色んなゲームのエッセンスを集めたものだ。 GTAや龍が如くやそしてもちろんトゥルークライムニューヨークシティ。 そしてそれらよりも寄り道の自由度やグラフィックや音声などが劣っている。 おそらく開発資金で劣っているのだろう。 しかし、情熱は負けていないように思える。 上記のゲームをプレイしていて『日本の警察ならどんな感じかなあ』『惜しいなあ、こうすればもっと笑えるのに』と思った事があるだろう。 それを形にしたものがこのゲームだと思う。 治安が悪いエリアでは『税金泥棒!』などの罵声を浴びせてくる一般人。 悪人を捕まえるのに銃を使ったり、市民の車を徴発するだけで増えていく始末書。 まじめに働いても殆どお金が入らないのでついつい暴力団から賄賂を受け取ってしまったり。 そして始末書が貯まるとタクシーに乗車拒否されたり、仕舞には犯罪者として警察仲間に追われたり。 (48時間逃げ切るといいことがあるらしいが、ミサイルを撃ってくる警官隊に囲まれては至難の技だ(笑)) プレイしていて「ああ、もう」という笑いが止まらない。 開発者もそれを狙ったのだと思う。 ストーリーがまじめだからこそおバカ要素が引き立つ。 愛すべきバカゲーだ。 ゲームは「グラフィックが綺麗でまじめでなければならない」と思わないなら是非どうぞ。
GOOD!
・熱中度
難易度の高い戦闘やミッションは少なく、ストーリーイベントはさくさく進んでいくので苛立ちが無い。
寄り道してお金を稼いだり、何もしていない市民に因縁をつけたり、麻雀やバッティングセンターで遊んでアイテムをゲットしたりするのも楽しい。
無線で次々に来る指令(無視できる)や職務質問で犯人を逮捕すると功績が増えてそれをお金に替えられる。
ただし悪いことをすると始末書が増えて、それを減らすにはボタン連打のミニゲームをやらなくてはならない。
そのバランスを考えながら進めるのがなかなか楽しい。
ゲームの中心にあるのが「俺法」システム。
戦闘やアイテムで気力を溜めると使えるのだが、犯罪者を無力化した際に、その処遇を自分で決められるのだ。
1、罰金 見逃す代わりに1円から100万円までルーレットで決める。
1円なら始末書は一枚だが、大金を取ってしまうと一気に30枚以上貯まることがある。
2、無罪 金ではなくアイテムで見逃す。いいものも悪いものもランダム。始末書が増える。
3、豚箱 逮捕したあと自分で取り調べを行うことになる。
会話で懐柔した後、ミニゲームで成功すると功績が普段より多く貯まる。
主人公キャラクターが犯罪を憎みつつも善人ではないようなはみ出し者の刑事なので、このシステムがはまる。
捕まえる前後の犯人の言葉もかなりふざけていて笑える。
たとえば喧嘩している二人組を止めろという指令では
「お前んち天井低いんじゃゴラ!」「お前んちこそ階段狭いんじゃ!」と喧嘩しており
止めようとすると「お前に天井の低い辛さがわかるか!」と殴りかかってくる。
ストーリーは意外にもかなりまじめ。
密入国、銃の売買、日本ヤクザと海外マフィアの暗闘などに加えて、
警察内部の野心、保身、杓子行儀な規範、それらを無視して激しく熱くときに優しく動く主人公が、
この手の物語の王道まっしぐらで心地よい。
あと特筆すべきなのはマップが本物そっくりなこと。地理も見た目も「あ、これあそこだ」と判るレベル。
BAD/REQUEST
・グラフィック
ちょっとビックリするぐらいグラフィックが悪い。人物や車はPS1レベルのポリゴン。
背景のビルは遠景は綺麗だが近づくとやはり汚い。
音声ありのムービーシーンでもそのグラフィックのままなので萎える。
グラ重視のファミ通で低得点なのもむべなるかな。
・全体的なもっさり感
広い広い街中を移動している途中にマップ切り替えのロードが無いのは偉いが、建物に出入りするたびに5秒程度のロードがある。
大地図やステータス画面を開くときにも1,2秒かかる。
走り出すとスピードが乗るまで時間がかかる上にすぐ息切れする。(レベルが上がると改善されるが)
車もバイクも足が遅い上にステアリングが悪い。スピードはそんなに出てないのに曲がりきれず事故死したり人を轢いて始末書が爆発的に増えたりする。
COMMENT
はっきり言うと、色んなゲームのエッセンスを集めたものだ。
GTAや龍が如くやそしてもちろんトゥルークライムニューヨークシティ。
そしてそれらよりも寄り道の自由度やグラフィックや音声などが劣っている。
おそらく開発資金で劣っているのだろう。
しかし、情熱は負けていないように思える。
上記のゲームをプレイしていて『日本の警察ならどんな感じかなあ』『惜しいなあ、こうすればもっと笑えるのに』と思った事があるだろう。
それを形にしたものがこのゲームだと思う。
治安が悪いエリアでは『税金泥棒!』などの罵声を浴びせてくる一般人。
悪人を捕まえるのに銃を使ったり、市民の車を徴発するだけで増えていく始末書。
まじめに働いても殆どお金が入らないのでついつい暴力団から賄賂を受け取ってしまったり。
そして始末書が貯まるとタクシーに乗車拒否されたり、仕舞には犯罪者として警察仲間に追われたり。
(48時間逃げ切るといいことがあるらしいが、ミサイルを撃ってくる警官隊に囲まれては至難の技だ(笑))
プレイしていて「ああ、もう」という笑いが止まらない。
開発者もそれを狙ったのだと思う。
ストーリーがまじめだからこそおバカ要素が引き立つ。
愛すべきバカゲーだ。
ゲームは「グラフィックが綺麗でまじめでなければならない」と思わないなら是非どうぞ。