【PS3】三國志13 with パワーアップキット レビュー
発売元 | コーエーテクモゲームス (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2017-02-16 |
価格 | 10584円(税込) |
レーティング | 【A】全年齢対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:歴史シミュレーション ■ プレイ人数:1人 |
- 総合ポイント
- 93
- (難易度)
- 2.00
- レビュー数
- 1
スコアチャート
Amazonレビュー
レビュー者: 岡瞑瑠
レビュー日: 2017-04-05
レビュー日: 2017-04-05
ゲーム内容については特に自分には十分なものでした。ゲーム中のフリーズもまったくなし。
ただ、イベントエディタや登録武将・名品編集のような機能を使うと、数十分ごとにフリーズ。しまいにはかなりの時間をかけて作成してきたイベントや登録武将・名品などのデータがすべて消えてしまいました。幸いDLCのデータ、それまでのクリアデータは残っていたものの、何度もこれが発生されたらたまりません。念のため、定期的にバックアップをとられることをお勧めします。
ただ、イベントエディタや登録武将・名品編集のような機能を使うと、数十分ごとにフリーズ。しまいにはかなりの時間をかけて作成してきたイベントや登録武将・名品などのデータがすべて消えてしまいました。幸いDLCのデータ、それまでのクリアデータは残っていたものの、何度もこれが発生されたらたまりません。念のため、定期的にバックアップをとられることをお勧めします。
GOOD!
3Dグラフィックの1枚MAPで表現された中華大陸が大変素晴らしい。
同社の11withPKのものと比べると、マシンスペックの向上で土地がさらに広大になり、その土地にある平野部や山岳部、万里の長城や泰山などの名所もこと細かに表現されています。
各都市では(小さくて見づらいですが)さまざまな施設が数多く立ち並び、人と馬が行きかう様子まで、情緒豊かに表現されています。
自ら指揮をとって軍を動かして戦争を行う「采配戦闘」でも3Dグラフィックで表現され、戦場・軍隊・拠点なども細かく表現されています。
7・8・10以来、久々となる武将プレイ。
プレイヤーは各シナリオで登場する武将となって、三国志の時代を自由に生き抜くことができます。
君主となるべくあの手この手で画策や活動を行ったり、武官として功を挙げるべく戦に身を投じたり、文官として内政上の仕事や問題を解決したり、などなど。
また仕事だけでなく、私生活で他勢力との武将との交流を深めたり、求愛や紹介の縁で結婚して子育てしたり、と私的な活動で充実した生活も送ることができます。
PKにて搭載された威名のシステムが、武将プレイの今作にとても合っています。
武将個人が指定された条件を満たすことで、さまざまな効果を発揮する「威名」を名乗ることができます。
タイトル通り「三國志」を題材にした歴史イベントやムービーが、今作でも収録されています。
今作のムービーには3DCGグラフィックで描かれたムービーも一部あり、今までの作品以上にその場面を観た時の迫力や素晴らしさに感動します。
800人にも及ぶ登場武将達は、演義(架空)・史実問わず、有名・無名問わず、男女問わず、数多くの武将達が登場しています。
一部の武将のグラフィックには、戦闘時と内政時、若年と壮年、下位と高位などでグラフィックが変わるものもいます。
一騎打ちや舌戦での3Dグラフィックで表現されており、劉備・関羽・張飛・諸葛亮・曹操・呂布などの一部の武将には専用グラフィックがあるのもうれしいところ。
専用・汎用問わず多くの声優さんが各武将の演じており、違和感のない配役となっております。
諸葛亮には堀内賢雄さんが演じるなど、有名な声優さんも出演されています。
チュートリアルを兼ねた「英傑伝」もやり応えがあります。
三国志の時系列に沿って単発の目標を達成しながら、ショートシナリオを進めていく内容。
ショートシナリオは三国志の歴史的事象に沿った内容となっており、単発の目標もその内容に合わせて設定されているので、三国志が好きなら思わずニヤリとしてしまいます。
PK恒例の編集(エディタ)機能も搭載されており、武将・都市・勢力・名品・戦法といった要素を自由に編集できます。
編集できる要素も非常に多く、勢力編集では同盟の有無・期間の長さなど、今までになかった編集要素もあります。
今までの作品以上に自由に編集できる要素が多いので、プレイヤーの思考に合わせて細かく操作できるのもうれしいところ。
スタートメニューの「コレクション」では、プレイ記録(トロフィー獲得の実績)・武将名鑑・イベント鑑賞・ムービー観賞を楽しむことができます。
特に武将名鑑では、今作で登場する武将達の情報(グラフィック、能力、簡単な人物説明)が記載されています。
武将名鑑で今作に登場する武将を調べてみると、「意外と功績のある人物がこんなにもいるんだ!」と驚くような武将も多いです。
武将名鑑のグラフィックについては今作のものだけでなく、1~12までの過去作のグラフィックも掲載されています。
過去のシリーズ作品をプレイしていた人にとって「確かにこの武将はあの作品にも出ていたんだよな」という懐かしさや、「この武将は意外と昔から出ていたんだ!」という驚きも感じられます。
BAD/REQUEST
自分が行動するにしろ、仲間や家臣に命令するにしろ、内政の行動には委任状が必要なところ。
この委任状が無いと自他ともに内政ための行動を起こすことができないので、活動の幅が限られてしまいます。
また委任状の枚数には制限があり、最大でも9~10枚ぐらいしか持てない分、すべての武将に仕事を割り振ることができなくなっています。
勢力の方向性を決める「評定」のシステムがだんだん煩わしくなる。
勢力が小さいうちはそれほど煩わしくないですが、勢力が大きくなって遠方に赴任している時に評定を呼ばれると、非常に面倒くさく感じます。
遠方から評定の都市まで移動するのに月日がかかるうえに、評定で意見しても採択されるわけでもないので、そのうち評定に呼び出されても拒否するようになります。
河北・中原近辺は都市が多く、制圧するのがけっこう面倒なところ。
今作では州ごとではなく都市ごとの支配となるため、都市が多い河北・中原近辺は制圧するのも防衛するのも一苦労。
水上戦ではPS3の処理が追いついていないせいか、カメラワークやカーソルなどの動きが非常に遅い。
あまりに遅いので、「最悪フリーズするんじゃないか?」と心配になるぐらい、ハードへの負荷が気になります。
COMMENT
32型液晶TV・HDMI端子使用。
三國志シリーズはPSP版7、8withPK、PSP版9withPK、11withPK、12、12withPKをプレイ済みです。
たまたま新品7600円ほどで売られていた今作を購入しプレイ。
以前から13のグラフィックには興味がありましたが、PKが発売され、上述の値段で購入できたこともあり、早速プレイしました。
とりあえず一通りプレイしましたが、非常に素晴らしい作品でした。
表現豊かなグラフィック、自由度の高い武将プレイ、800人にも及ぶ武将達、細かくいじれる編集機能などなど。
良いところを挙げるとキリがないくらい完成度の高い作品であり、個人的に今作はシリーズ最高傑作だと思いました。
しかし、全体的にゲームシステムが造りこまれている分、プレイにかかる時間や労力は過去のシリーズ作品以上です。
「手軽に天下統一」というプレイは難しく、「じっくりと思考して天下統一」というプレイになるので、手軽さを求めている方には厳しい内容となっています。
ですが、プレイにかかる時間や労力に見合った面白さは充分あり、過去のシリーズ作品を楽しめた方にも楽しめる内容であると思います。
三國志シリーズが好きな方、グラフィックの良い歴史SLGをプレイしたい方にぜひオススメです。