【PS3】プロ野球スピリッツ2014
発売元 | コナミデジタルエンタテインメント (オフィシャルサイト) |
---|---|
発売日 | 2014-03-20 |
価格 | 7980円(税込) |
レーティング | 【A】全年齢対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:プロ野球 ■ プレイ人数:1〜2人(オンライン:1〜2人) |
- 総合ポイント
- 42
- (難易度)
- 2.13
- レビュー数
- 8
スコアチャート
GOOD!
・実況と新機能・ハイライト
前作からバリエーションを二倍にしたと豪語するだけあって前作のようなストレスのたまる実況ではなくなっています
また新たに導入されたハイライトも、5回裏終了時のハイライトには専用の実況がついていたり、最後のアウトをリプレイしたくてもできなかった前作での不満も解消できています
・新打撃システム
バッターの見逃しのモーションが増え、また少ない球種の選手でも裏さえかければ三振を奪えるので私はいいと思います
使う分には慣れが必要ですが、気に食わないと思うなら使わなければいいのでさほど大きな問題ではないでしょう
・サウンド
実際の音を録音しただけあって非常にリアルでかなりいい
しかし前作のようなリアルではない音がいいという人には物足りないかも…
応援は相変わらずですが、前作より多少は良いような気がします
・モーション
強い打球を捕球する際に専用のモーションが追加されたりランナーの走り方の不自然さがかなり解消されていたりと改善点もありました
・ペナント
海外FA、監督やコーチの交代などなど多くの変更点、改善点があり大満足
無双するオリジナル選手が海外へ旅立ちさらに円熟して帰ってくる、という熱い展開もできるし引退を引き止めることもできる
今作で最も進化した部分だと思います
・監督モード
前作までは具体的な数字がなく、どういう処理の上でヒットになったり三振になったりしていたかわからなかったが、今作は打率、長打率、四球率が表示されるようになった
また強振の指示や当てに行けなどの指示は□ボタンを押しての指示でのみだすことができ、通常は選手にすべてお任せになりました
これによってよりリアルな試合展開になるような気がします
・マネジメント
前作よりボリューム、難易度ともに上昇しました
舐めてかかるとすぐに破産してしまうし、選手が衰えるようになったので強いチームを維持するのが難しくなったのも評価できます
・スタープレイヤー
細かなところに修正点がありました
まだ長くプレイしていませんが、若い選手が衰えるバグとも思える仕様はなくなったようです
BAD/REQUEST
・中継プレイ
相変わらずセカンドやショートが外野からの返球を内野のゾーンで待っているような変なプレイがある
基本的に外野からホームを捕殺するのは不可能に近いのは相変わらずで少し不満でした
・モーション
固有モーションが似ていない、そもそも固有モーションがない
まあいつも通りの不満点です
個人的にはいい加減にダルのフォームをセットポジションにしてほしいですね
・監督プレイ
正直今作一番の改悪点がここだと思います
「ここが勝負だ!」というコマンドがあるのですが、それが今作で大幅に強化されています
しかし、それが原因で大きなバランス崩壊を招いてしまっています
今作には強化というコマンドが追加され、リードされた点数分強化ポイントがストックされ最大5個まで溜められます
それをいずれかのコマンドに最大二つまで使用でき、コマンドを強化することができます
それ自体は良かったのですが、これを「ここが勝負だ!」に使ってしまうとほぼ確実にホームランになります
これはプレイヤーはもちろんCPUも使用してくるので避けようのない失点を甘んじて受けなければなりません
それで済めばよかったのですが、なんと一塁にランナーがいると敬遠ができません
つまり、9回にクローザーが登場したときに
三番バッターが出塁→四番に強化×2の「ここが勝負だ!」→2ランホームラン
という流れの中で、敬遠すれば回避できる失点を敬遠できないため、90%以上の確率で2失点しなければなりません
実況の進化やハイライト機能などを楽しめる監督モードなだけに、このバグかと疑いたくなる仕様のせいで台無しです
COMMENT
全体的には前作より良くなっていますが、まだまだかゆいところに手が届かなかったりします
特に監督プレイの欠点は致命的で、あれが今後のアップデートで修正されるか否かで評価は大きく変わると思います
買って損はしませんが、前作と見違えるような進化を期待していると、思わぬところで肩透かしを食らうかもしれません