【PS3】バトルフィールド 3 レビュー
発売元 | エレクトロニック・アーツ (オフィシャルサイト) |
---|---|
発売日 | 2011-11-02 |
価格 | 7665円(税込) |
レーティング | 【D】17才以上対象 暴力 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon(プレミアムエディション) |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:ミリタリーファーストパーソンシューティング ■ プレイ人数:1人(オンライン時:2〜24人) 【バトルフィールド 3 プレミアムエディション】 ■ 発売日:2012/12/13 ■ 価格:8,800円 通常版にDLC(5,000円相当)を同梱した廉価版です。 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 5pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt | 3pt |
78pt
GOOD!
オリジナリティー
バトルフィールドというシリーズ、他シリーズで類似したタイトルがいくつかあるのでストーリ、世界観等はデジャヴをオフラインでは覚える所もありましたが、オンラインで兵科毎の立ち回りやチームプレイ、個人プレイのシステム構築が差別化が図られていたと思います。
いい試みとして4点
グラフィックス
グラフィックは綺麗だと思いました、物体破壊シュミレーション後の残骸、アンリミテッド・ディテール・テクノロジー(粒子ポリゴン)とは比べる物でもありませんが森林や砂漠の表情が描き出されています。
PCでの最高画質はさらに凄いですがそこまで求めなくてPS3の画質でも十分遊べ楽しめる。
キャラクターの表情の変化の作り方も細かなところでニヤリ。着実にレベルアップしていると思います。5点
サウンド
筆者はスナイパーライフルを多用しており、立ち回りとして音を索敵に使用したり敏感になったりしていて銃の種類毎に若干音が違ったり(スナイパーライフルの乾いた発砲音etc)破壊音にも数多く豊富。5点でもいいと思うがそれ以上がある予感があるので4点
熱中度
徐々に慣れて上手くなるFPS独特の感覚、それに加え戦車やヘリ、戦闘機の操作が難解で上手くなろうという気にさせる難しさ(その気があれば)。
オンラインのゲームシステム的にゲーム終了は1ゲーム終了時のインターバル後に終了を選択するのだが、その一息もあったりなかったりで後一戦・・・後一戦・・・という中毒性はどこからとも無く影を落としてきます。それくらい楽しいといえばそれまでですが、ゲームバランスや武器解除とかの経験地やメダルなど開放システムも相まって熱中できる作りになっていると思います。投稿の段階で翌日にCODMW3字幕版が出ますがまだこの作品で十分と言った感じ。
4点
満足感
CODMW2を以前やっていてBFはどうなのだろうか、と思い切って購入。CODとは違うスルメ感がある作品だと思います、ちゃんと主食になれるレベル。おなかいっぱい満足腹八分。
4点
快適さ
至って普通のFPS操作方法、ところどころのバグはRequestに記述します
BAD/REQUEST
・FPS初心者には入り辛いシステム構築
今作を行う前に何か別のゲームをしていたほうがいい気がする。というのも良い点にも悪い点にもなるような所が多い、私としてはそれがスルメの様な気もするんだが・・
まずマップの広さ、広いマップだとどこ行けばいいか慣れるまで時間がかかる。
次に武器開放制度、極々初心者の場合、全く経験地が溜まらず投げるかも知れない・・・
快適さ、思いもよらぬ操作とは違う行動をたまーにしたり、武器変更画面が見にくい気もしてたまに反映されてない。
オフラインのストーリは楽しめはするが1度だけやれば十分というなんだか作業感が感じられた。
兵科が特殊兵装以外あまり突飛とした部分が見受けられず、個性が失われがち・・最大12:12なのでもうすこしコンシューマー用は個性が強くてもいい気がする。
またチームバランスが偏ることが多い、そこを自動的に改善できるような変更がほしい。
COMMENT
BenQ 24型 LCDワイドモニタ E2420HD使用、振動コントローラ。時たまヘッドホンプレイ。
今までにはレジスタンス、ベガス、CODetc...BFシリーズは初めてです。若干CODMW2と比べながらプレイしていますが、この作品はスポーツFPS寄りだが、MW2よりはまだチームプレイ色が強い作品だと思います、個人の動きというより分隊の動きで勝ち負けが決まるような場面が数々あると感じました。
前作はもっとチーム色が強いという話は聞きますがBF3位のバランスもアリではないかと。
オフラインは及第点、オンラインは満足点。
徐々に上手くなるようなシステム作りになっているがなかなか溶け込みにくい気もする。
例に挙げるなら戦車のレベルUP等は他のプレイヤーの操作する戦車に同乗したりしてEXPおすそ分けしてもらったり、最初はコツコツとという上下関係があるような。それがゲームに必要かどうかを取るのは各々の判断になるが。
チームプレイ+スポーツFPS系が好みならお勧めできる作品。ちなみに個人プレイならCOD系、どこにそんなに武器持ってるのって程武器を持ちたいならSF系。FPSが好きならプレイしてみて良い作品です。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 5pt | 4pt | 5pt | 4pt | 4pt | 3pt |
86pt
GOOD!
1)グラフィックの質が高い
これまでプレイしてきた作品の中で、グラフィックは最高の部類。道ばたの草、市場に積まれた籠、日差しなど結構ディテールが細かい。PCのクォリティを見て驚愕したが、コンシュマ機なんでこれで十分過ぎるくらい。
2)兵士の動作が自然に見える
これまでの作品ではNPCやマルチでの他者の体の動作は、ギクシャクした感があった。しかし本作は歩きや走りがとても自然に見える。BETA版の時はもっさりしていた障害物越えも若干スピードアップ、気にならなくなった。
3)破砕表現が増した新エンジン
建物の柱が銃撃で徐々に肉がそがれていったり、トタン板が一枚一枚吹き飛ぶなどの細かい破壊表現、ライトや光源の表現などディテールが細かく、戦場の臨場感がさらにアップ。その臨場感、今までやったFTP作品の中でもトップだと思います。ただしBFBC2のような派手な建物崩壊感とかが弱い感じ、破壊というより破砕表現の強化というか。
4)断然面白いマルチプレイ
本シリーズの場合、キャンペーンはもともとマルチのチュートリアルと思っているのであまり気にならず。逆にマルチは最高に面白い。BFBC2作と1943ではラッシュばかりプレイしていたが、本作ではコンクエストの良さを再認識。マップが結構広いので相手の裏をかいて走り回るのが楽しいし、スコアも大量に稼げるのでアンロックも楽に。もともと私は野良体質なので、それなりに楽しめている。
5)臨場感あふれるサウンドエフェクト
撃や破裂音などサウンドがとてもリアルかつ迫力があって臨場感にあふれている。得に迫撃砲の音は驚いた。
BAD/REQUEST
1)体力が弱く死亡率が高い
体力が低いので、キャンペーンではノーマルでもよく死ぬ。キャンが主軸の方にはストーリーも面白いとは思えず苦行感が強い。問題はマルチの場合でも同様で、とても死にやすい。そのあたりMOH(PS3)と似ているが、ぬるいのがキライな人には向く。
2)航空機の操作が至難の業
これまでBFシリーズは、BC2作とBF1943しかしていないが、すべてに共通するのは航空機の操作が難しいこと。ジェット戦闘機はキー配列をサウスポーに変えてやっと使えるようになったが、ヘリはお手上げ。
3)キャンペーンよりもチュートリアルの充実を
キャンペーンはストーリーもCOD BOのような感じであまりのめり込めず。まだBCの方が面白い。そのリソースをチュートリアル(特に航空機系や車両の練習)や、マルチの充実に振り向けて欲しかった。航空機系の練習をマッチ内でやるのは他のプレイヤーに申し訳ないので、その辺の配慮が欲しかった。1943だとチュートリアルで操縦訓練ができたけど、本作ではそれがないので困る。
4)武器のカスタマイズ画面が使いづらい。またアンロックされたアイテムを見つけにくい。探し出すまでに結構時間がかかる。
5)ライト、眩しすぎ
銃器に付属するライトが眩しくて、装備者が敵味方だろうと回りが見えなくなってイライラすることが多い。さすがに光量を落とす調整が入るららしい。
COMMENT
FPSはこれまで、BF(BC、BC2、BF1943+VIETNAM)、MoH(史上最大、ライジング/PS2、エアボーン、MoH/PS3)、BinA(名誉/PS2、HH/PS3)、MAG、COD(3,MW、WaW、MW2、クラシック、BO)、Homefront、スナイパーGW、Bodycountなどをプレイ。本作は米アカでBETAもプレイし、日本語版を購入。ノーマルでキャンペーンクリア、マルチは約48hプレイして現在レベル25。
キャンペーンのストーリー性を求める方には向かないが、マルチプレイがとても楽しい。もう一息でアンロックや昇進に到達するからさらにもう一戦と、ついついプレイ続行してしまう中毒性が高い作品。時間を忘れて夜更かししてしまう。自分は大満足している。
またバグやフリーズについては、マルチ通算で約2日間プレイして、フリーズが1度だけ発生した。BFBC2だと電源立ち上げ後は必ず1回は発生していたので、本作は個人的には頻度は少なく安定している。PS3の個体差や環境の違いがあるのかもしれない。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
1pt | 4pt | 2pt | 2pt | 1pt | 1pt | 2pt |
32pt
GOOD!
期待していたものはBF2の正統な続編なので、オンライン コンクエのみでの評価です
・グラフィックの向上
グラフィックはすごくきれいです。
・リスキル防止
安全地帯を設けることにより、理不尽なリスキルを行えなくなりました。
これは普通によいのではないかと思います。
・スポットと迫撃砲による連携
味方が的確にスポットし、そこに迫撃砲を打ち込み、戦線を押し上げる事ができます。
エイムが苦手な人でも、MAVや迫撃砲を駆使する事により、勝利に貢献できます。
ただ、それに徹するのではなく、時にはショットガンをもち旗取りに専念するのも良いのではないかと思います。
BAD/REQUEST
期待していたものはBF2の正統な続編なので、オンライン コンクエのみでの評価です
・戦略性の低下
分隊のだれからでも分けるため、分隊長の意味がありません。
指示を出してもみんな好き放題するため、実質分隊ではなくリスポンポイントに成り下がってます。
特に、破壊命令、移動命令、攻撃命令を無くしたのは意味不明です。これではただの突撃ゲーです。
・司令官廃止
なぜ無くしたのか本当に意味不明です。
戦況を一歩引いて眺める人がいないため、旗を取って取られての不毛な裏取り合戦に成り下がってます。
・共闘感がない
上記内容どおり、具体的な指示が出せず、個人が好き勝手しているため、共闘感がまったくありません。
まるで小学生のサッカーをみている気分になります。
・打たれたと思った瞬間死んでる
HPが低すぎます。または武器の命中精度が高すぎるため、打たれたと思った瞬間死んでます。
反撃の余地はありません。待ち伏せが絶対的に有利なため、プレイヤーの行動は必然と消極的になります。
・戦闘機の無意味さ
で、飛んでどうするのか・・・といったところです。
旗取り妨害、対地爆撃で役に立っているのをみたことがありません。
実質一人分戦力が減ります。芋の方がマシです。
・アンロックによる不平
あくまで武装はフェアであるべきです。特に乗り物系は、アンロックしないとまともに戦えない場合があります。
初心者が熟練者に一方的になぶり殺しにされるだけです。
歩兵でも同じ事がいえます。いくら目立たない場所に隠れていたとしても、IRスコープを敵が持っていたら一瞬でばれます。
奇襲を仕掛けた方が絶対有利の仕様の中、敵をいち早く発見できる装備が公平に配布されていないのは、理不尽以外の何者でもありません。
COMMENT
純粋なBF2ファンの一意見として書かせていただきました。
CODを意識しすぎて、劣化CODになってしまった感が否めません。
BFはあくまでチームの勝利を目指すものであり、個人の成績を競い合うゲームではないはずです。
BFというブランドがありながらCODに流されてしまった事に失望を隠せません。
Amazonレビュー
レビュー日: 2012-01-30
GOOD!
【グラフィックがすごい】
これは文句なし、PS3で発売されているFPSの中で最高レベルです。丁寧な表面処理によるリアルな質感、絶妙な光線処理など、正直、PS3でここまで再現してくれるとは思っていませんでした。鉄板でも錆びたものとピカピカのものでは重量感が違いますし、コンクリートも打ちっ放しと吹き付け塗装で質感が異なります。驚きました。残念なのは、誰もそこまでのレベルの物を望んでいなかったことでしょうか。
【自然な音響効果】
某有名作品のように、「右でフラグが爆発したから爆発音は右からしか聞こえない」というバカげたことはありません。非常に自然な音響効果で、方向や距離感がつかみやすいです。発砲音もちゃんと反響して周囲に音が広がります。実銃の音は聞いたことが無いのでリアルなのかは分かりませんが、少なくともヘッドフォンで酔うようなことは起こりません。また、TVのバーチャルサラウンド機能程度でも十分に立体感が味わえるので、サラウンドシステムを持っていない人にも優しい仕様です。
【絶妙な武器バランス】
マルチプレイでは、突出した強武器が存在しないので、武器選びが楽しく、マップごとに発生しやすいシチュエーションや自分の戦術などに合わせて選ぶことができます。同じアサルトライフルでも近距離が強いもの、中距離で真価を発揮するものなど特色が出ていて、狙いがぴったりハマって無双できた時なんかは脳汁出ます。勝負はクラス選択から始まっているというあたりが戦略的というか、見事です。
【ゆる〜いチームプレイ】
おそらく、ほとんどの方が欠点として挙げると思われる今作の分隊システムですが、前作のようなガチガチのチームプレイではなく、緩やかな連携となっています。それだけに、野良で言葉を交わさず連携できたときはなかなかに楽しいものがあります。
【銃撃戦】
特に何も考えなくても、大体激しい銃撃戦が発生しやすいポイントが決まってきます。このため、初心者でも何となく撃ち合いを楽しむことができます。しかし、上級者には戦略性が乏しいと映るかもしれません。
BAD/REQUEST
【バグ、不具合が多すぎる】
これはEAだから仕方ないとかBFはこんなもんだとかでは済まないと思います。私は心の準備ができていたので「思ったよりも少ないな」と思ったものですが、そうでない人には「金返せ!」レベルだと思います。まあEAは「パッチ当てればOKでしょ?」くらいにしか考えていないのでしょうが、ワールドワイドの会社がやることではありませんね。
【シングルキャンペーンが本当におまけ】
EA/DICEの開発者も語っている通り、シングルはマルチの導入という位置づけです。しかし、それにしてもあまりにお粗末。ストーリーはまああんなもんだとしても、戦闘機、ヘリの操縦ができない、敵の動きが少ないというのは致命的だと思います。こんなの初心者には何の練習にもなりゃしない。つまらないQTE入れるくらいならこのあたりをきちんと作って欲しいです。
【Co-opがミッション遂行タイプ】
Co-op自体は悪くないのですが、キャンペーンのサイドストーリーという仕立てで、実質Co-opキャンペーンとなっています。そうなると当然、指示通りに敵を倒したり、一定の手順で進める必要があるため、野良ではクリアが非常に難しいミッションが出てきます。初心者はシングルでもヘリ操縦していないのに、いきなりパイロット担当だった日にはもう、普通に墜落してミッション失敗です。せめてミッション開始時に、前進とホバリングの仕方くらい丁寧に教えるミニチュートリアルが欲しいです。巻き添えで死んだ上に相手がさっさと退出した日にはもう、やりきれません。
【一部の強力(?)なアタッチメント】
武器のバランスは良好なマルチですが、一部のアタッチメントや装備品があまりに強力で、猫も杓子もフラッシュライトを付けています。敵に使われて目がくらむ分には仕方ないとあきらめもつきますが、味方のライトが邪魔して敵を見失ったときにはもう・・
迫撃砲も悪用する輩がいます。即死範囲はそれほど広くないので、そんなに強くない装備なのですが、やはり戦争は数ということで、撃ちまくられるとさすがにうっとおしいです。
これらはさすがにパッチで修正される予定ですが、それでも減らない気がします。
【野戦マップが難しい】
カスピ、カーグもそうですが、中でも油田・製油プラントが非常に難しいです。特にラッシュの第一マップでは芋対キャンパーの不毛な争いになりがちで、ゲームが進行しません。このマップでBF3つまらないと感じる人が多そうな気がします。
【狭いマップのシビアさ】
地下鉄、セーヌ、市場あたりは狭い市街戦ですが、なんちゃってCoDのシビアさです。過去作のファンではこのあたりのマップがつまらないと感じる人が多そうな気がします。
【戦闘機が空気】
武器バランスは非常に考えてあるのに兵器バランスは悪いです。戦闘機はほとんど役に立ちません。フレアもアンロックしないと使えないので、初心者には戦闘機使えませんね。工兵にさえ余裕で落とされます。
COMMENT
一言で言うなら、「非常に高いポテンシャルを持った非凡な凡ゲー」です。マルチに特化された作りであるため、初心者がシングルプレイから慣れ親しむには厳しいものがあります。しかし、マルチでやり込むごとに楽しくなる、FPS本来の楽しさがたくさん詰まっています。それらを見つけることができれば、きっと素晴らしいゲームとなることでしょう。
BF3にはBF2ほどの連携も戦略性も無ければ、バカ騒ぎもありません。とても地味です。しかし、地味な分、長く気楽に楽しむことができるゲームではないでしょうか。
長所として挙げたゲームバランスの良さは、今後のDLC、スピンオフ展開の大きな力になると思います。これからに期待できる一品だと、私は思います。